第5話監禁2日目
いつの間にか寝ていたみたいだ。身体の自由がきかない状態で椅子に眠るというのは疲れが取れないうえに至るところが痛む。つい先程迄キャロルに絞り取られていた覚えがあるのだが辺りを見渡してもキャロルの姿は見当たらない。
「それにしてもどうするかなぁ~。というより俺はどうなるんだ?多分茜先輩辺りが捜して見つけてくれるとは思うけど…。はぁ~、それに薬のせいで息子はいまだに元気なままだし…。ホント、どうなっているんだよ、この身体…性欲強すぎだろ!」
─ガチャッ!…パタン!
キャロルが戻って来たのか?どうすればこの部屋の中だけでも自由にさせて貰えるだろうか?ご飯とかは途中で食べさせて貰ったけど、人間食べれば出るものがある。そう、ウ○コだ。幸い…今のところは大丈夫だがいつ出そうになるかは分からない。流石に大便だけは何を犠牲にしても1人でさせて貰わないと。そんな事を考えていると目の前に裸の女性がやって来た。
「キャロル…そろそろ服を着た方がぁ……はっ?…」
俺は何度も瞬きを繰り返し何度も確認する。キャロルだと思った俺の視界に映る裸の女性はキャロルではな…い。目の前にやって来て裸で佇んでいるのは…
「…どうして、どうしてここにお前が…」
「私が来たよお兄ちゃん♡」
「…渚っ?」
「うん、私だよ。お兄ちゃんの妹の渚♡」
「どうしてここに?助けに来てくれたんじゃ無いのか?何で裸なんだよ?」
「フフッ!勿論!助けというか迎えに来たんだけどぉ、その前に、妹を卒業させて貰う事にしたの♡大丈夫だよお兄ちゃん♡皆には連絡しておいたから!だから時間はた~っぷりあるからね♡」
「妹を卒業?渚、とにかくまずはこれを外してくれっ!」
「それはまだ駄目だよ!言ったでしょ?妹を卒業って!他の子達は関係が進んでいくのは目に見えてるけど私とは関係進める気ないよね」
「そんなの…兄妹だし…不味いだろう!」
「兄妹どうしでスルと物凄く身体の相性が良いと聞いたから楽しみだね♡」
そう言って妖艶に笑う妹は美しくあるものの目のハイライトは真っ黒に染まっている。キャロルと同じ眼…。
「渚っ!近親相姦は流石に不味いから!正気に戻ってくれ!」
「えっ!?何が問題なの?普通の事だよ!兄妹でも他に結婚してる人いるじゃん!」
「はっ?」
(この世界では兄妹で恋愛や結婚は…普通なの…か?母さんも渚を頼むとは言ってたけど…)
「だ・か・ら・お兄ちゃんは私をいっぱいその身で感じてね♡」
「いや…それでもやっぱり…んぐっ…」
「チュッ♡チュッ♡お兄ちゃん♡お兄ちゃん♡ずっとこうしたいと想ってた♡お兄ちゃん♡お兄ちゃん♡チュッ♡はぁはぁ…チュッ♡チュッチュッ♡お兄ちゃんの準備はさっきから出来てるみたいだね♡」
「違っ!?これはここに閉じ込めたキャロルが飲ませた薬のせいで…」
「お兄ちゃん♡ヤルね!」
「待て!渚ぁ!ああー………」
こうして俺は妹とも関係を持たされてしまった。何故渚はここにっ?キャロルとはどういった関係なんだ?疑問だけが心を漂ったまま何度も繋がるのだった…。
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