第17話side深雪②

 リビングへと向かうと渚ちゃん意外の皆が揃って居た。渚ちゃんは豊和の所に行ったのだろう。


「おはよう、皆ぁー!」


「「「「「「おは……ょ…」」」」」」

「おはよう!深雪!」


「どうしたの?幸子意外の皆は?」


「み、みみ深雪…あ、アンタ…」

「…ぁ……パクパク…」

「深雪…君は…」

「深雪ちゃん…」

「深雪殿…」

「深雪さん…」


「…皆、今日はおかしいよ?」

「だよね?」


「アンタ昨日ヤッたでしょーぉ!」

「ふぁっ!?」

どうしてバレてるのー?余りにもバレるの早くない?


「何故バレたか不思議でゴザルか?」

心を読まないで茜ちゃん!


「ヤッたって……ええーっ!」

ゴメン、幸子!ホントにゴメン!


「深雪ちゃん、歩き方で分かるよ!」

「羨ましいですわ!」

「私が先を越されるなんて…年長者なのに」


「そんな事分かるの幸子以外の皆だけだよ?」

「何故私以外なのよ深雪!」

「幸子は分かって無かったじゃん!」

「そうだけど、そうだけどなんか複雑ぅ!」

「つ、次は幸子が行けば良いじゃない!」


「…ま、まだ恥ずかしいし…」


「そんな事だから幸子は出遅れるの!私だって物凄く恥ずかしかったんだからね?」


「…んで、深雪。どうだったのよ?しょうがないから聞いてあげるわ!」


「聞きたいだけですよね美麗先輩?」


「良いから早く答える!初めては良かった訳ぇ?」


「そ…そりゃあ物凄く痛かったけど…幸せな痛み…かな♡にへへ…」

「クッ!深雪が一番手なんて…う、羨ましくなんて無いんだから!」


「羨ましがってる美麗さんは放って置くとして…」

「ちょっと!」

「初めてだったので一回しかされてませんよね!ですから今日は私が松山様と…」

「何回も愛されたけど…」


「「「「「「「はっ?」」」」」」」


「ま、まさか…一回では無いの?」

「はい、何度も愛されましたよ、真冬先輩!」


「…絶倫という奴ね!」

「美麗ちゃんが言う様にそれなら何回も愛し合えるね?」


「ボクは深雪に気持ち良かったか聞きたい!」

「拙者も聞かせて欲しいでゴザルよ!」


「そ…そりゃあ最初の一回は痛かったけど、2回目からは凄く気持ち良くて心地よかったよ♡」


「絶倫でテクニシャンという訳なのね…。もしかしたらこれも私達の為に与えられたのかも…」


「真冬の言う通りかもね!ボクもそう思うよ。皆を十分に愛せる様に…」


「早く抱かれたいですわ」


「だよね!愛美ちゃん!」


「拙者もでゴザル!」


「わ、私もアイツに…」


「豊ちゃん凄いのかぁ…」


「ただ、豊和に時間をあげた方が良いかも

…」


「あ~、成る程。彼の性格を考えたら確かにボクもそう思うよ」


「拙者待ちきれないでゴザル…」


「茜!アンタは少し自重しなさいよ!」


「う~!豊和と早く繋がりたいよ~!」


 だよね!皆、早く心も身体も繋がりたいよね!私達は豊和を絶対手離さないんだから!覚悟しておいてね豊和!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る