第2話:コンビニにて

 オレの名前はこの物語の主人公である肝太肝男きもたきもおだ。先日までオレはホームレスだったが、ある理由で死んでしまい一度三途の川の入り口に立ってしまった男だ。オレの人生が情けないまま終わってしまった事に対してあの世の番人とも言われている閻魔様は、オレを再び蘇らせてくれた。


 まさか、本当にアダルト小説サイトでよく見る展開が起きるとは予想をしていなかったものだから、力をもらった瞬間はテンションが上がってしまってどうしようもない状態だった。


 どんなに騒ごうが、女を片っ端から犯そうが、オレのしている事はごく普通の当たり前の事で正しい事だから誰もオレを止めようとしないのだ。


「そういやココのコンビニにいる女の子も可愛いんだよな!!」


 オレはあれからホテルを出て、向かいにあるコンビニにやって来た。この能力を使えばこの時間帯にどんな子がいるのかすぐに把握できるから本当にありがたい能力である。


「あの・・・、もしかして工藤美月くどうみつきちゃん?だよね?」

「あっ・・・!?はぃ、そうですが・・・」

「おっぱいのサイズと生年月日を教えろ」

「☓☓☓☓年☓☓月☓☓日です!!おっぱいのサイズは今Dカップでまだ成長している感じですね。」


 恐る恐る命令してみたが、『何でこの私の名前を?』と疑問を抱いた瞬間、笑顔になって生年月日とおっぱいのサイズを教えてくれた。仕事中だと言うのに残念な女の子である。


「今日はまだ1回もしてないから、これからキミとココでセックスする事にしたから宜しく頼むよ!!」

「かしこまりました・・・。それでは準備をしますのでこのままお待ちください」

「待て待て!裏に行く必要なんてないだろう!!オレに犯されるんだから、レジ台で十分だ!!」

「それは失礼いたしました。それでは、どうぞこの私のカラダをご自由にお使いください!!」


 オレは前から堂々と発達途中のおっぱいを揉みしだいていく。生年月日を聞いたらまだ高校二年生だったので恐らく初体験もしてないだろう。これはこの子の処女膜を頂けるチャンスだ。


「女子高生とヤレる事が出来るなんてオレ、最高過ぎるじゃんか!!」

「遠慮しないで良いですから、出す時は全部、中に出して下さいね。もし妊娠したら私が責任を持って子供を育てますから」


この時、奥の扉が開いて誰かが美月ちゃんに声をかけてきた。


「あら?工藤さん?セックス中だったのね?だったら私がココのレジ変わるからゆっくり楽しんできて良いのよ?」


 店長とも思われるべき人物が美月ちゃんに笑顔で話しかけているが、これは常識改変の力が採用されているためだ。セックス中に、レジがピークを迎えたため混雑してきたので奥から店長が出て来たのだ。

 こうなると普通は周りの客からクレームが入るのだが、「ココのレジの女の子は今、セックス中だから仕方ない」と言う認識を持っているため、オレが占領しているレジを避けて、隣のレジに移動している訳だが、中にはオレに一声かけてくる客もいて、笑いが止まらなかった。


力を発動した時の常識改変パワー、凄い。


「もし良ければ店長さんもいかがですか?お尻が魅力的だと思いまして・・・」

オレはダメ元で店長に声をかけてみたんだけど、オレの予想は大当たりだった。

「じゃあシフトが終わったら密室でしましょうか!!」


 なんだよこの光景は・・・。普通ならとっくに警察に逮捕されてもおかしくないシチュエーションだが、力をもらったおかげでオレはこれまでにない快感を今、味わっているが実はこれは、コンビニ入る際に『店内にいる女性はオレに対する貞操が逆転する。なお、男性陣はこの常識を当たり前と認識する』ように常識を変換したからこうしたシチュエーションになっているのだ。


「よし、じゃあ美月ちゃん、店長とセックスの約束したから1発だけで出してあげるよ!!」

「ハアァんっ‥、ウソッ?でもしょうがないか!!だったらまた、次回しましょうね」

「ごめん!もし良かったら住所教えてくれない?キミの記憶を読み取ったらお母さんもお姉さんもめっちゃ美人だから家に行きたくなっちゃった!!」

「そうなんですか!だったら私が案内します!!すぐそこなので」


 店長とのセックスを約束したにも関わらず、美月ちゃんの記憶を読み取ったら母親と姉もスタイル抜群の美人と来たのでつい家に押しかけたくなった。今日は工藤家で1泊するかな?

 

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