第九話『我欲の棲む城』
信長の求めにより直轄地となったばかりの堺
「信長様、光秀より報せが! 将軍
「何っ――! クソッ、しぶといわ三好!!」
「光秀は、
「承知した! すぐ京へ向かう準備じゃ!」
京の
そして現れた巨軍を前に、三好の兵は震え
負け戦に加担した堺は、『
◇
就任後早速の襲撃に参る義昭は、恐怖に身を縮めて信長に擦り寄り、「帰らないでくれ。ずっと京にいてくれ……」と泣き
当の信長は、京に縛られるのだけは避けたかった。彼の主力軍勢は、
勢力争いの
とは言え
「兄上が殺された城など縁起が悪いではないか」
贈られる立場ながら文句を言う義昭を
しかしながら二重の水堀で囲い、高い石垣を新たに構築するなど、しっかりとした防御を格段に充実させ、天守が
しかし、義昭の持つ強い依頼心は、
“本能寺の変”には『黒幕』がいた――。
この作品は史実を基にしたフィクションであり、作者の妄想が多分に含まれます。何卒ご容赦頂けますと幸いです。
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