アブラナ(油菜);Brassica cruciferous plants
属名のBrassicaは、キャベツの意味を持つラテン語で、日常的に食卓でお目にかかるハクサイ、カブ、コマツナ、ノザワナ、キャベツ、ブロッコリーなどは、アブラナを改良した雑種です。それぞれ形態的な変化も見られますが、主に茎は直立して、高さは60~80㎝、葉は互生し、下部の葉の多くは羽裂します。花はいずれも四枚の花弁と六本の雄しべを持ち、その中心部に雌しべを配置する総状花序を作るのがアブラナ科の特徴で、黄色の他に白い花を咲かせることもあります。
北ヨーロッパ、中央アジア、地中海沿岸にかけて広く自生し、日本には、弥生時代に中国大陸経由で渡来しました。古事記に
アブラナの名は、この植物の種子から油を
春の到来を告げる菜の花は多くの歌人、俳人に詠まれ、親しまれています。
菜の花や月は東に日は西に 与謝蕪村
菜の花の中を浅間のけぶり哉 小林一茶
菜の花や渡しに近き草野球 三好達治
はてもなく菜の花つづく宵月夜 母が生まれし国美しき 与謝野晶子
振りむけばなくなりさうな追憶の ゆふやみに咲くいちめんの菜の花 河野裕子
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます