アブラスギ(油杉);Keteleeria davidiana
樹皮は暗灰褐色で不規則に縦裂、幼枝は赤褐色で綿毛が密生します。葉は
日本には大正時代の初期に渡来し、暖地の公園などに植栽されました。材は帯黄褐色でもろくて弱いが、油分に富み耐朽力が強く、建築、土木用材、器具などに利用されています。名は、材に油分が多いことによります。根の精油や種を薬用とします。種子から採れる油分は墨の原料である油煙となります。
日本のスギのような円錐形の樹形になるのが一般的。マツの仲間ながらスギと名乗るのは材木としての流通が多いためか。樹皮は明らかにスギのそれとは異なります。
斎藤茂吉が64歳〜65歳にかけて編んだ歌集『白き山』からの一首をご紹介します。
砂のうへに杉より落ちしくれなゐの油がありて光れるものを 斎藤茂吉
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