第18話 黒い風
(連載「世界の怪奇・スポーツ編」より)
この世においていくらでも創作を盛って良いと言われている競技がいくつかある。
本日はその内の一つ、「競馬」にまつわる怪奇話をお届けしよう。
今から四半世紀ほど昔、欧州のある牧場で一頭の牝馬が生まれた。
その黒毛の牝馬はある雷雨の日にこの世に生を受け、後にたった6戦で「奇譚」と称されるほどの名馬となった。
まず、彼女はその誕生から「奇譚」に縁があった。
彼女が生まれた牧場のある村では、こんな伝承があった。
「雷鳴の日に生まれた子は、『黒い風』に愛され。短命にて散る。」と。
オーナーはその伝承、彼女の危うさすら覚えるほどの血統、さらには生まれてすぐに現れたひどいノド鳴りの様から
「ひょっとしたら彼女は競走馬になれないどころか、芝の緑を知らないまま召されるかもしれない。」
と当時心を痛めていたそうな。
しかしそんな関係者の心配は杞憂と言わんばかりに、彼女はすくすくと育ち、あんなにひどかったノド鳴りも、獣医の尽力により何とかデビュー前に改善した。
しかし、デビュー前の彼女を管理していた調教師は、後にこう語っている。
「彼女、兎に角他の馬と日の光を嫌がる馬だったんですよ。」
「だから馬房も離れに彼女専用のものを作りましたし、放牧も誰もいない夜間に一頭だけ、行っていたんです。」
「その時にですね、何もないところをぼぉっと見つめたり、かと思えば一頭しかいないはずなのに、誰かと並走しているかのような仕草見せることが合ったり、兎に角不思議な馬でしたね。」
「僕は多分、あの頃から彼女の傍にはいたんだと思ってますよ。『黒い風』が」
こうして迎えた彼女のデビュー戦、土曜日曇り空の朝方に行われた牝馬限定芝1800m戦。
我々はそこで圧巻の走りを目撃する。
彼女の出足はお世辞にも良いとは言えず、序盤は他馬に包まれるようにして中段後方をうろついていた。
しかししかく4コーナーの手前で、しびれを切らした彼女は自らの首を外へと持ち出し、大外を回って前方へと進出。
関係者一同はこの時揃ってため息を漏らしたのだという。
「ジョッキー確かにそれしかなかったんだろうけど、そりゃないよと周りのスタッフは皆言ってましたね。」
「だって彼女は、ノド鳴り改善してから一か月も経ってないし、調教も歩様が良くないからって、軽めでこのレースに臨んでるんですよ。」
「特に怒り狂ってたのはオーナーでしたね。彼女に何があったらどうするんだ!あのジョッキーはクビだって、去年のリーティングジョッキーに向かってキレ散らかしてましたよ。」
「でもまぁそんな怒号は、30秒もしないうちにドン引きの無言になりましたけど。」
そう、彼女はその後○○競馬場の短い直線もなんのその。大外から一気に他馬をまとめてかわし去り、終わってみれば2番手から3馬身差でゴール版を駆け抜けていたのであった。
彼女の上がりタイムはいまだにこのレース場のレコードになっている上、このレースに参加した馬たちも、後に多くがG1馬の栄冠をつかむことになる。
今でも伝説の新馬戦として語り継がれているレースである。
「関係者一同そりゃドン引きですよ。だって馬格も他の馬より小さいひょろ馬が、大外一気で後のG1メンバーごぼう抜きですもの。」
「まぁそれでもオーナーは、『挨拶が気に入らなかった』って、ジョッキーこのレース限りで降ろしてましたけどね。」
「あ、でも後に聞いたんですけど、そのジョッキー自体もこのレースで彼女から降りる予定だったらしいです。」
「しかもそれがお手馬の関係とかじゃ全然なくって、レース中に聞いた声と体験が原因らしくて。」
後にそのリーディングジョッキーは、著書の中でこう語っている。
「あのレースには陣営も僕も勝つつもりはなく、馬群の中で我慢させる方法を覚えさせるという指示に従ってレースするつもりだった。」
「でも、4コーナーの手前に差し掛かった時、頭にただ一言、声が響いたんだ。」
「『違う』ってさ。」
「気が付いたら僕は大外を回って先頭に立っていた。そっから先は無我夢中で鞭を振った事しか覚えてないよ。」
「おそらく僕が彼女の主戦になっていたら、G1の舞台にたどり着く前に、僕の精神の方が壊れていただろうね。」
その後、彼女は難なく勝ち上がっていき、クラシックレースへの出走権を手に入れた……。というのがよく伝わる話だが、この頃彼女は、あと一歩で引退という危機に瀕していたのである。
まず、その後の2戦であるが、新馬戦で見せたような強さは無く、2戦ともハナ差で何とか勝利。しかも2戦目のトライアル戦では未勝利の馬に迫られるという何とも危ない橋であった。
その2戦に乗ったジョッキー(尚彼女に乗ったジョッキーは皆幻聴や精神不調を訴えており、乗り替わっている。)は口をそろえてこう言ったのだという。
「馬がレースを嫌がっており、集中していない。」と。
その傾向は日を追うごとにひどくなっていき、とうとう日々の調教すらまともにこなせないレベルにまで悪化したのだという。
「このままではクラシックどころか現役生活も危ぶまれていましたよ。兎に角馬房から出ようとしないんですから。」
そんなとき彼女と陣営に、2つの不思議な出会いがあったのだという。
1つ目は、ある日突然厩舎に、「彼女の世話係として雇ってくれ」と押しかけてきたA(仮名)との出会いである。
「本当にびっくりしましたよ。だって経験も何もない素人が履歴書もなしにいきなり押しかけて『俺は彼女たちの意思がわかる。だから雇ってくれ』ですもの。」
「でもその日丁度オーナーが様子見にきてまして。その男の様子見てこう言ったんですよ」
「『だったら彼女を馬房から出してみろ。そしたら雇ってもいい。』と」
当時の彼女はもはや出されたカイにも手を付けず、ただ一日中馬房の壁を見つめているだけという、もはや廃人ならぬ廃馬同然の生活だったのだという。
「すると彼は寝藁使って何か編み始めまして、といっても立てかけられるだけの只の柱状にだったんですけど。」
「で、それを彼女の前において、彼女に向かってこう言うんですよ。」
「『ここにご覧の通り代を作りましたので、もう大丈夫ですよ。』って」
「すると彼女、今までどのスタッフの呼びかけにも答えなかったのに、彼のいう事に明らかに喜んで、首ブンブン振り始めちゃって。」
「その日のうちにカイ食べて坂路調教までこなしちゃったんだから。まぁ僕らも雇い入れざるを得なくなりましたね。」
こうして不思議な青年との出会いにより、彼女は競走馬としての元気を取りも出していった。しかし、彼女にはまだ一つ、問題が残っていた。
「その頃には彼女が『曰く付きの馬』ってのが業界内に知れ渡ってまして。しかも牝馬に有力馬が多い年でしたから。乗ってくれる騎手ががいなくなりましてね。」
そこに二つ目の幸運が舞い込んできた。B騎手のお手馬が抽選漏れのために、クラシックを回避するという情報だった。
「B騎手はあの『サイコパス』や『ブラッディ・マリー』を乗りこなした、兎に角癖馬と気性難と曰く付きのプロフェッショナルでしたから」
「僕らもすぐに騎乗依頼して、そしたら彼も噂はかねがね聞いていたようで『またこのタイプかよ……。』」とか悪態つきながらも、OKしてくれたんですよ。」
こうして急遽彼女とコンビ(トリオかカルテットかもしれない)を組むこととなったB騎手。直前の追いきりで、彼はすぐにこの馬の攻略法を見抜いた。
「彼、追切一回乗った後で、陣営に言い放ったんです。」
「『次のレースは逃げで行く。嫌なら降りる。』って。」
「そりゃ当然あんな差しで勝ってきた馬なんですから、皆口には出さなかったけど反対でしたよ。ただ一人除いて。」
「『確かに彼らにはそれがいいかもしれませんね。そういう機会なかったわけですし。』って、世話係の青年だけは、なるほどみたいな顔でうなづいてましたけどね。」
「まぁ、彼らには彼女たちの言葉がわかってて、僕らとは違う世界が見えてたんでしょうねぇ。」
こうして迎えたクラシック第1戦。我々はまたも衝撃的なレースを見せつけられた。
ゲートが開いた瞬間、彼女は勢いよく飛び出すとそのままぐんぐんと前進、残り1000mで10馬身以上の大差をつけ、その差を埋めさせないまま、最後は持ったままでゴール板を駆け抜けた。
相手には他国ですでにG1級を駆っていた馬や、ここまでの合計勝利馬身が15馬身越えの馬、さらには伝説同士を掛け合わせた超良血馬。
そのすべてを、彼女は赤子のように引き離したのだった。
B騎手は勝利後インタビューでこう語っている。
「アイツらにはただ一言言っただけでしたよ。」
「『俺がナビしてやるから、一周デートして来い。』ってな。」
「彼女は完全に『黒い風』の虜だし、『黒い風』もまた、彼女を深く愛している。」
「誰が何言ったって、二人の世界を邪魔することはできねぇ。」
「何の因果で俺はそんな二人のナビ係やってるんだか……。このインタビューを読んだ業界の皆さんは頼むから俺にもっと普通の乗りやすくて強い馬を回してください。以上。」
さて、彼女はその後クラシック三冠を取りに行くプランだったが、レース直後の検査で爪に軽い割れが見つかったため、大事を取って次のメインシーズンまで休養することとなった。
その間も放牧は夜間に行われ、世話係が毎日彼女たちと会話しながら従者のように働き、たまに彼らの絵を描くようになった。
その絵は独特な雰囲気と『黒い風』の多様な表現力から、今でもオークションで高値が付くほどの人気である。
こうして迎えた次シーズン、陣営が選んだのはクラシックではなく混合古馬対決であった。
「元々体が弱い馬でしたし、その頃にはぽつぽつ引退後の話がオーナーの所に舞い込んできてて。オーナーもこれからの活動資金の足しにできるならって、その気になってたんですよ。」
「でもそれならやっぱ古馬や牡馬に対しての実績、さらには基幹距離G1での実績がいるだろうって、」
こうして陣営はレースを迎えた。しかしレース直前、とんでもないことが起きた。
そう、突然の大雨である。パドックの頃から怪しかった雲行きは、本馬場入場の頃には雷鳴とスコールの様な大雨を引き連れて空を黒く覆いつくした。
「ただでさえその競馬場、雨降ると足元が『沼』って称されるほどひどくなるようなトコだったんですよ。」
「だからみんなもう勝利とかどうでもよくなっていて。『とにかく生きて回って帰ってきてくれ』ってオーナーも祈ってましたね。」
「でも、B騎手だけはあの天気見てげんなりしながら言ってたらしいですよ。」
「『むしろデートやるには、最高のシチュエーションじゃねぇか。』って。」
そして彼女たちは、またも杞憂を打ち砕いていく。
まるで前走の再現のように、スタートから飛び出した彼女は、大雨で煙る視界や沼地と化した足元も何のその、ハイペースで逃げ切り古馬相手に二つ目の栄冠を手に入れた。
しかも最終直線、彼女はまるで嬉しそうにステップを踏んでいるようだったと、ファンの間では語り草になっている。(ちなみにB騎手はソラを使いまくる彼女に対して『後ろからきてんぞ集中して走れお前ら!』と怒号を飛ばしながら鞭を振っていたという。)
こうして、彼女の圧倒的強さは世界中に知れ渡った。当然、引退後の話どころか、引退の声も多く上がり始めた。
この頃には陣営もこれを機に引退させ、彼女の血を少しでも高く残そうと、そろばん勘定に必死になっていたのだという。
「でも、世話役の彼はその頃から絵を描くペースが上がってまして。」
「僕が尋ねたらこういうんです。」
「『彼女たちは何も残らない。だからせめて姿だけはいいだろ。』って」
「まぁ彼だけは、あの頃の彼女たちの企みを知っていたんでしょうね。」
しかしそんな中、突然とんでもないニュースが舞い込んできた。
国の基幹を支える企業が突然不渡りを起こしてしまったのだ。
政府は支援策に乗り出すも、額はあまりにも大きくただ支払期限が刻々と迫っていく状況であった。
そんなある日、国の財務大臣が厩舎を訪れ、オーナーに土下座しながらこう訴えたのだという。
「来週行われる賞金最高峰のレースに出てくれ。そしてその優勝賞金を、全額我が国に寄付してくれ。」
「そうすればすべてがうまく収まる。お願いだ!国を救ってくれはしないか?」
オーナーはしばし熟考したものの「愛する我が国を護れるならば。」と快諾。急遽引退レースとして走らせることにしたのだという。
しかし、またしても苦難が襲い掛かる。
一つ目は、陣営初の海外遠征。二つ目は、鞍上の確保。三つ目は彼女自身であった。
一つ目の苦難は、厩舎の垣根を越えて支援が来た。二つ目は、B騎手が乗る予定だった馬が突然の熱発を起こしたことにより解決した。(B騎手は『まだあれに乗るのかよ……。堪忍してくれ……。』と嘆いていた。)
しかし三つ目は、ついにレース当日まで解決しなかった。
そう、その頃の彼女にもう名馬の面影はなく、あの頃のように毎日馬房で惚けては、夜になるとふらりと放牧地に繰り出す。
そのような状態が、とうとうレース当日まで続いてしまい、まともな調教をすることができなかったのだ。
国の存亡をかけた大レースだというのに、彼女はパドックでも心ここにあらず。
B騎手が跨ったのにも反応を示さず、ただフラフラと本馬場に入る彼女には、前2レースで見せた強さの片鱗も、見出すことはできなかった。
後にこの時の様子を、B騎手はこう語っている。
「あ、こいつら算段ついてて、もうこの世がどうでもいいんだろうなって、一目でわかったよ。」
「まぁあの世話役もすでに約束取り付けてたのか、あんまりまともにレースに向かわせなかったらしいしな。」
「あー。オレは残念ながらそういう、『何かに魅入られちまった馬』ってのも随分乗ってきてるからな。悲しいことにこういう事態も初めてじゃなかった。」
「だからまぁ、とっておきのキラーワード用意して、負けたら諦めようぐらいの軽い気持ちで乗ってたよ。あのレースは。」
そして、「欧州最強決定戦」と語り継がれるレースがスタートし、
彼女は、大きく出遅れた。
「僕らはもうあぜんですし、観客からは怒号が飛ぶし、あのレースの前半はマジで記憶なかったですよ。」
「何より一番かわいそうだったのが、わざわざこのレース実費はたいて見に来ていた財務大臣ですね。もう顔真っ白にしながら突っ伏して、救急車呼ぼうかとスタッフが相談していたぐらいで。」
「そんな中恐ろしかったのが、世話役の彼ですよ。ただ一心不乱に筆走らせて、何枚も絵を仕上げていくんです。」
「しかもそれがレース関係ない彼女と何かの立像ばっかりで。なんか彼も彼で、残り時間がなかったんでしょうね。」
「でも、彼女が後ろから2番目ぐらいで4コーナー曲がった時、オーナーが急にアッと叫んだんですよ。」
「『あの日と同じだ!』って。」
「そしたらさっきまでレースに目もくれず絵を描いていた世話役が、ふっと顔上げて言ったんですよ。」
「『今から、黒い風が吹きます』って」
そう、その時このレースには、確かに黒い風が吹いた。
「てめぇらちんたらしたレースやってると」
「人間たちに、何もかも潰されるぞ。」
B騎手の低い、呟きと共に。
最後方から2番手で馬群に揉まれていた彼女は、その一言を合図に、首を外に向けた。
そして自らの体を一番外に持ち出し、4コーナーをカーブ。その時点で先頭とは十馬身以上の大差。
しかし直線に向いた後、まるで自分のデビュー戦の再現。いや、それ以上のスピードで大外から一気に他馬を抜き去り、
終わってみれば2番手より5馬身もの差をつけて、ゴール板を駆け抜けていた。
「黒い風が、全てを薙ぎ払っていく!」
そんな最終直線の実況は、名実況として語り継がれた。
レース自体も、当時の欧州最強を決める戦いとして今でも語り継がれている。
そして彼女は、国を救った英雄として語り継がれていくと同時に、
このレースの三日後、突如行方不明になった「刹那の名馬」として、永遠に伝説と奇譚として、残り続けている。
「スタッフも、設備のセキュリティも、万全だったんです。それでもだめでした。」
今回、最後までインタビューに答えてくれた当時の担当厩務員は、その日の様子をこう語る。
「いつものように夜間放牧に出して、その様子を世話役の彼が絵に描く。そんな姿を、他のスタッフも見かけてて。」
「でも、担当スタッフがちょっと目を離した隙に、まるで幻かなんかだったように、彼女も、世話役もスケッチブック残して忽然といなくなってたそうです。」
「スケッチブックには、普段と変わらず、彼女と、黒い風と。そしてその絵だけ、彼の笑顔の自画像が描かれていました。」
「きっとあの二人に付いてきてよいと言われたのが、うれしかったんでしょうね。」
「後に彼の母親から捜索の時に、聞きましたよ。彼もまた雷鳴の日に生まれたと。」
「きっと彼もまた魅入られていた人だったんですよ。」
結局、国を挙げた懸命の捜索も空しく、彼女と彼、そして『黒い風』はついぞ見つからぬまま、先月、捜索は打ち切られた。
彼女の行方不明後も、オーナーは馬主を続け、重賞馬も何頭か送り出したが、数年もしないうちに引退し、今では隠居し余生を過ごしているのだという。
レースの賞金で国を立て直そうとした財務大臣は、後にその功績を買われ総理大臣にまで上り詰めた。職に就いてからも突飛な発想は相変わらずだった。そして、彼女の活躍から競馬事業に力を入れ、自国で国際G1が開催できるまでに、競馬界の発展に寄与した。
B騎手はその後も各国を飛び回りながら騎手を続けている。最近では、日本の騎手免許を取得し、島国に渡った彼女の全弟産駒にまた振り回されているらしい。
そして彼女が過ごした牧場には、今でも墓の代わりに彼女のモニュメントが置かれている。そこには、こう記されている。
「黒い風は 人々の心など知らず 只気まぐれに吹いて かき乱していく」
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