百合の間に挟まるな、というのは大概の人が聞いたことあるしネタとして言ったこともあるかもしれませんね
主人公はそういうテンプレ的な特徴を持っています
しかし、百合好きのくせにその対象にガチ恋するし、そのせいで死ぬようなあほで、だからこそ主人公に人間味を感じます
しかも、こんなマイナス(優しく言うと個性的)があるのに人のために行動できる素晴らしい人物でかっこいいんです
その行動のせいでいろいろ不利益を被っているのも、なんだからしくて愛嬌があって自然と主人公を好きになります
作者さんの文章は地の文からセリフまで面白く、目が滑る個所が無くて一気読みしてしまいました
控えめに言っても名作なので、たくさんの方々に読まれることを願います