第3話 2
おいおいおいおい!
嘘だろう?
なんで母さんがここにいるの?
それに母さんここの制服着てるし…。
俺の頭の中は真っ白、体はフリーズしクラスのドアの所で固まってしまっていた。
そこで母さんが俺に気が付いて
「あっ、
と言いながら俺に近寄ってきた。俺は近寄ってきた母さんの腕を掴んで早足で廊下に出、人がいなさそうなところに行き母さんに話しかけた。
「母さん、何で教室にいるの。保護者は講堂に行ってなきゃいけないんだろう?っていうか、何でここの制服着てるの?」
「へへっ、それはね、もう一度高校生活してみたいのと、やっぱり高校卒業したくて」
なんて笑いながら俺に話し、くるっと回転して
「ねぇ、制服似合う?」なんて言う。
いや、母さんはまぁ、見た目ホントに33歳か?高校生でも通じそうって思うほどの童顔だけどさぁ・・・。
「母さん、悪いけど他人のふりしてよ」
「えええ?なんで」
「ちょっと考えたらわかるだろう?普通さぁ、親と一緒に授業受けないでしょ」
俺は母さんにあきれたように言った。
「じゃぁ、親戚だって言えばいいじゃない?だって、さっきあなたのこと
なんて言いながらニヤニヤしてた。
確かに、母さんの言う通り名前読んでたのに知らない他人とはいかないよな。
はぁ~、しょうがない、母さんと口裏合わせないとクラスの中で、変なことになる。これはクラスの皆にはばれないようにしないとな。
「あれ?母さん、母さんの名前
と、母さんに質問したら
「あっ、それはね、私の名前は
「なんだ、爺さんとこの名前使ってんだ」
「一応これでも
なんて上から目線で母さんに言われた。
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(長編版)母さんは同級生~えっ?どうして母さんがここにいるんですか?教室を開けるとそこにいたのは制服を着た母さんだった!~ 一条 梓 @anfitorite
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