雑記、ごみ箱みたいなところ。

霧間 響

ここは定期的に削除するかもしれないゴミ捨て場

 ここでは自分の心情とかまとめるに値しないよくわからないスペース。

なぜこういう所を作ったのかというと、このアカウントがあったからだ。今日からまた投稿しようかなと思ったが、ふとこのアカウントの存在を思い出した。

正直私はここから逃げていた。ちょっと物語を書いてみたいと思い、息巻いたものの私自身の飽き性的なものが発揮されていつの間にかフェードアウトしたのである。久しぶりに自分の作った作品を読んでみる。4行が限界だった。これ以上読むと恥ずかしさで泣きそうになる。別に作品の出来がどうとか文章力がとかではない。ただ恥ずかしくなってしまうのだ。

 少し話題変更。私は写真を撮られるのがすごく苦手だ。詳しく言うと撮られることが苦手というよりもその出来上がった写真を見るという行為が苦手だ。過去の自分が自分という存在を現在の自分に示してくる。この感覚がものすごく「イヤ」なのだ。他人が自分の形として振舞われているみたいな感覚に陥る。

 それが今このアカウントで起きていた。恐らく約2年ほど前に様々な状況から描いてみようと思い立ったのだろう。そして数人のキャラが生み出され忘れ去られ一切の風化もせずに残っている。

 それじゃあアカウントを削除するなり新規アカウントを作ればいいじゃないかとも考えた。しかしそうなるとどうなる?ここで生み出されたキャラクター、作品たちは製作者からも切り離されkakuyomu.jp.my/woks/なんたらなんたらの場所からもう出されることはなくなってしまう。新規アカウントを作ってすべてコピペしていってもすべて文字を持っていくことはできない。急な引っ越しが決まった時にお気に入りだったおもちゃが持って行けず散々泣きちらした昔を思い出す。変な感情かもしれないがそんな思いをここで生まれたキャラクター達に思わせたくない。自分で作った作品かもしれないがここで作られて世に出た時点でもう自分のものではないのだ。

 それに今後もこのような事が起こりえると思う。何かをきっかけにまた書かなくなる。そしてふと気づいたときに過去の自分に嫌悪する。自分の中で知り合いの誰かに見せても大丈夫だと納得できるまでこれを繰り返す自信がある。

 私はよく絵を描いている。まさに絵でこれが起きていた。ふとしたきっかけに絵を描くことをやめて、またアカウントを変える。過去の画力で沸騰しそうになるけど作品のキャラそのものはやっぱり好きなわけで・・・。

 だけど納得のいく作品なんて何時まで経っても出来ない。その流れを断ち切ったのはもう知り合いの誰かに見せることだった。作品を見せることは自分の心情を見せること。これは正直裸を見られるとかよりもよっぽど恥ずかしいことだ。体の位置を忘れてキョロキョロし喉が強烈に乾いて腕の間隔がなくなり手が震えるほどには恥ずかしい。けれどそこまでの体験をしてしまうと「もういいーや」っとなって抵抗がなくなる。

 だからこのアカウントは継続しようと思う。続編を書くとか一切わからないけど正常な感覚で自分の過去に向き合えたらまた何か書くかもしれない。そうかもしれない。

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雑記、ごみ箱みたいなところ。 霧間 響 @kirimahibiki

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