弱き者たちよ、声を上げよ。

いじめを受けた主人公が警察を呼び、そこから一気にクラス内の雰囲気が変わっていく。
いじめをしていた人物や傍観者たちは次々とフェードアウトし、その一方で主人公は学校の中心人物たちからの庇護を受ける――。

凋落する者たち、護る者たち、救われる者、三者の視点と対比が実に見事です。
主人公には、いじめを受けて辛い思いをしてきた分だけ幸せになってもらいたい。