第91話 夏休み突入

 ダンジョン探索から戻り、魔法の掛け合わせの件でハンター大学校の湯神教授にアポをとると、話しが聞きたいということになり、またハンター大学校に来ている。

 ちょうど高校は夏休みに突入したので動きやすくなった。


 キャンパスにつき、湯神教授の研究室へ向かう。敷地が広いので、それなりに歩くことになる。


「暑いな…」


 ここまでもすぐだけど歩いてきたからな。やっぱり車欲しいな。よし、18歳になったことだし、車の免許を取りに行くか。

 夏休みを上手く使おう。


 湯神教授の研究室がある棟に着いた。

 建物の中に入るととても涼しく、少し気力が湧いてきた。


 建物の3階にあがり、研究室へ向かう。

 研究室の前に湯神教授が立っていた。


「おっ、来たね。待ちくたびれたよ、九条くん」


「こんにちは、湯神教授。今日は相談に乗っていただきありがとうございます」


「いやいや、こちらこそありがとうだよ。面白そうな話しを持ってきてくれてありがとう」


 俺たちは部屋の中に入り、会議エリアで話し始める。


「早速本題を話そうか。

 魔法の掛け合わせだったね。面白いね。まだ研究されていないと思うよ」


「そうなんですね。出来たら教授と研究出来たらなと思うんですがいかがでしょう?」


「私からもお願いしたい。共同研究の契約を結ぼう。諸々手続きして9月から研究できるように進めるよ」


「ありがとうございます。これからよろしくお願いします」


 この後次回の打ち合わせ日を決めて研究室をあとにした。


 ○


 あれから、湯神教授との共同研究は無事契約を結び、9月から研究を開始することになった。


 教授の助手の人を紹介され、その人が担当してくれることになった。


 9月からは定期的にハンター大に通うことになる。少し楽しみだな。


 あと、自動車学校にも通い始めた。

 免許を早く取って、車で移動したいと思う。


 車はギルド関係での移動にも使うから大きめのSUVとかを考えている。また探しに行くかな。


 ○


 夏休みに入ったので学生陣もダンジョン探索に精を出している。


 今日も朝からライズダンジョンを探索している。今は地下3階を歩いている。


「レンとの探索も久々だね。今日は楽しみにしているよ」


「ヒデキは相変わらずだね。今は何階ま探索したんだっけ?」


「この前やっと地下19階にいったね。ただそこまででだいぶ消耗したから引き返したよ。次はレンも一緒にいこう」


「そうだね。地下19階か。大変そうだね」


 夏休み中に地下19階にチャレンジしたいな。



 そこから地下10階まで探索し、この日は地上へ戻った。


 久々にレベルが上がった。


 九条 蓮

 レベル : 31

 HP : 130

 MP : 123

 攻撃力 : 100

 防御力 : 99

 素早さ : 84

 魔力 : 83

 運 : 83

 スキル : 【気配察知】【剣術+】【気配遮断】【盾術+‪】【身体能力強化+】【シールドカウンター】【ソードスラッシュ】【狂人化】

 魔法 : 【ファイヤーボール】【ヒール】

【ファイヤーソード】【ウインドカッター】【ファイヤーシールド】【ファイヤーストーム】

 称号 : 【ダンジョンの管理人】


 最近探索できていなかったのが大きいな。

 また頑張って探索していくか。

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