第25話 キャンプそして王様ゲーム開幕!!

 そんなこんなでキャンプが始まった。




 まずは、みんなでバーベキューだ。




「隆介一緒に薪を取りに行こう。」




「ああ、わかった。」


 俺たちはキャンプ場のはずれにある薪置き場に向かう。




 このキャンプ場はログハウスなどの宿泊スペースが数個ありその周りにキャンプファイヤーができるスペースやバーベキューができるスペースがある一般的なキャンプ場だ。


 ただ、ここはアクセスが非常に悪いという点が難点だ。




「意外と薪って重いんだな。」




「確かに重いな。一には少しきついか?」




 そういいながら笑う隆介




「おいおい、あんまり舐めてくれるなよ。俺だってこれくらい持てるわ!」




 そういって俺は薪をさらに持つ




「あんまり無理すんなよ。」




 隆介はそういって苦笑していた。




 薪を運び終わった後は火をおこしたりしてバーベキューを開始する。




 まずは、網の上に野菜や肉を置いていく。




「俺、バーベキューするの初めてかも。」




「一はそんなに外に出てないからな!」




 隆介はそういう。




「でも、一は昔のころは結構外で遊んでたよね?」




「そうなのか?柚木」




 隆介はとても意外そうな顔で柚木に問い掛ける




「うん。小学生のころまではかなり外に出て遊んでたし、友達も多かったけど中学生になってからそんなことはなくなったよね。」




「マジかっ!あの一が小学生のころは活発だったとはな。」




「一君の昔の話気になるなぁー」




 そう涼葉が言うと柚木と隆介はとても邪悪な笑みを浮かべていた。




「涼葉ちゃん。教えてあげようか?一の昔の話。」




「そうそう。一も俺たちの話をしたんだからこれでおあいこだよな?」




 この時の二人の笑みはとても恐ろしいものだった。




 そのあとは幼稚園から小学生までを柚木が、それ以降の話を二人で涼葉に話していった。




「恥ずかしい……………………」




「そんなことないよ!!一君にもかわいい時期があったんだなって思って面白かったよ!」




「涼葉それフォローになってない。」




「あははは。」




 そういうと涼葉は笑いだす。やはり彼女には笑顔が似合うとこの時俺は思った。




 そのあとは、みんなでバーベキューを終えると川で遊んだりして時間をつぶした。




 そして夜




 俺たちは自分たちが止まる予定のログハウスに来ていた。




「結構きれいな部屋だね。」




「ほんとにね!!涼葉ちゃん今日一緒に寝ようよ!!」




「もちろんだよ!!柚木ちゃん!」




「なあ、隆介。ここは天国かな?」




「気持ちはわかるぜ!一。この光景尊いよな。」




「ほんとにな。」




 みんなで夕食を終えお風呂に全員入り終わってから少し経った頃




 俺たちはリビングに集まっていた。




「じゃあ、この四人で王様ゲームしよう!」




 柚木のその一言によって波乱の王様ゲームが幕をあげる。

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