第12話
「いじめられたこともあったけど、でも親切にもされたんだ。本当は僕も大人達を助けたい。」
僕らはいっぱい話をして、最後にクリンはそんなことを言った。
でも子供だし、クリンの使えるのは水を動かす魔法だけ。
「魔法、どうやるの?」
クリンは僕のおへその下に手を置いた。
「ここに魔力の源があるの。だからね、それを意識して、まずはそれが全身に回るようにするんだ。」
クリンの手から優しいあったかい何かが流れてくる。
そうして僕の中の何かが動いて・・・って、できた!
クリンと同じ魔法ができたんだ。
そのあと、シェンの魔法、長老の魔法、そして僕が使った魔力をボンって出す魔法。
見た物とかをイメージしたら、簡単にできたんだ。
なんだ、こんなに簡単なことだったんだ。
僕は、いつのまにか、漫画とかアニメで見た魔法をイメージするだけで、簡単に使えることに気づいてしまったんだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます