第38話 アルテイシア姫へのお願い 2

「そんなに綺麗な髪なのに、銀色のラベンダーシャンプーが必要なんですか?ワン

それ以上のお手入れが必要なんですか?ワン!」

ワン子が問い詰めるというか、聞いてみたのだった。


「まあね、私だって年頃のレデイなのよ

う~んと綺麗になって好きな人を振り向かせたいわね」

とチラッとアーシュを見て、アル、アルテイシア姫はくすくす笑う。


一瞬、微妙に口元のあたりが引きつるアーシュ


「う~ん、でもそうですわね リアンさんにはお世話になった上に

それに何よりアーシュ様の頼み!」と悩むアルテシア姫、


「アーシュ様 エルトニア姫とダブルで私とデートしてくださる?

アル、アルテイシア姫

「ええっ!」「kissでもいいですわよ」と明るく笑うアルテシア姫



この国では 

特権階級は よく複数の妻を持つと‥聞いたような‥

ただし、難しい決まりごとが幾つかあって

その中のひとつに、過去に妻同士の争い(血みどろどろ)が沢山あって

『妻同士は仲良し』でないと、いけないと法で決まってた


などと聞いたようなワン

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