第35話 リアンの問いかけ

「小鳥さんエイルさん、どうしたんですかワン? 

二人何話てるんですか?ワン」

「ちょっとね わん子さん ごめん待って」と優しくリアンが答えた。

「大丈夫だよエイル

ただのたとえ話だから 彼はちゃんと私を帰してくれるさ」

小鳥さんことエイルを手に乗せてなだめるように微笑むリアン


今度はアーシュの方を見ると

「アーシュ殿、私はエイルを連れ帰りたい」

「エイルは貴方の傍にいて幸せか? 私はエイルを愛してる」


驚く小鳥さんことエイルとアーシュ


(だから~何の話ですか~ワン!と外国語(白の国)で

話が進んでるので分からないわん子さん(ちょおと、涙目))


「昔、私は異母兄弟である宗主に疎まれ命さえ奪われそうになった事がある」リアン

「だが今は戦いでこの身体になり、隠居したようなもの 

宗主も私を攻めるのをやめた」


間を置いて言葉を続けるリアン「今なら、エイルを幸せに出来る」


「貴方は….なかば、強引にエイルをこの国に連れってきた。」

パキンとリアンが握っていた手の中のグラスが割れる。


「リアンさんワン!」「ピピピ!」


「貴方は長年の元敵国の姫、娘であるエイルが、

この国で幸せになれるのか?そう思うのか?」


「自分は王として、敵に囲まれている状態で

黒の王の想い人のエルトニアが幸せなのか?」リアんが問いかける。








  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る