第34話 リアンの話 2


と、突然ここで、リアンさんが白の国の言葉で、喋りだす


(※つまり、外国語、リアンとエイルの国の言葉、

ワン子さんには聞かせたくないらしい)


「私は貴方の事をよく知っている

貴方が昔、白の国へ人質として来ていた頃の事をね アーシュ殿」


「エイルはその事を忘れてしまっているようだが‥いや、貴方もか

アーシュラン殿  いや火竜王(サラマンデイア)、黒の王」


息を呑むアーシュ が、すぐに強気な表情に変わる

「知りあいだったのか?」アーシュ


「子供時分にはね

たまにね‥エイルの父の城で会っていたよ…何かの魔法で子供の姿に?」リアン


「まあな‥」肩をすくめるアーシュ


「しかし俺のその程度の誤魔化した事を

無策を心の中で笑って

知らないふりをして、いた方がよかったのじゃないか?」

ため息をつき、かすかに笑うアーシュ


「リアン殿 元敵国であり、高い位にあるエイルの父親とも深い繋がりがあるなら、

おそらく、貴方は白の宗主たちとも関わりがあるがあるのだろう?」


ワインを注ぎながらリアンがにこやかに言う

「現「白の宗主」さまは私の異母兄弟だ」


「俺の事情 この事実を知って、生きて無事に白の国に戻れると?」

嫌な感じの笑み アーシュは笑って答える。


そこへ「ピイイイ!」顔色を変え、小鳥さんことエイルが慌てて鳴く!


「小鳥さんエイルさん、どうしたんですかワン? 

二人何話てるんですか?ワン」ワン子 何も知らないワン子

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