第30話 アル・アルテイシアのキス☆彡

「うっふふふふふっ」 黒の貴族のお姫さまことアルテシア!

あれ突然笑い出したワン


彼女は長い黒髪さらさらとなびかせ‥

きっりりとした大きな瞳の綺麗なお姫さまが

じっつと抱きついた相手のアーシュさんを見つめてるワン!

情熱的な瞳でじいいいと見つめ(背景には赤バラだなワン!)

「アーシュ殿、う、ふ、ふ、ふふふ」


「え?」 両手で、引きつるアーシュさんの顔を包み込み


……

…….そして………..それから

………ちゅうううう~チュウウウ~

「あああ~キスされてるううう~

ちゅう~だ!いいなああ~アーシュさん!ワン」とわん子

突然のことで反応出来ないアーシュさん


その様子を・・

「ぴぴぴ(あらら)」と力なく笑っているエイルさんこと小鳥さん

ハッ だめじゃないですか? 笑ってる場合じゃないですワン!

目の前で浮気するようなアーシュさんなんかやめて 「ぼ、僕!!」


「ぴぴぴ(なあに?)」顔を微妙に傾かせ微笑む小鳥さんことエイルさん


「ぼ、僕が….」声にならず心の中で叫ぶ(貴方を幸せにしたいワン)

ばたん! あ、アルテイア姫さん!たおれしまった!

慌てて

「おい店主、ぬれタオル」アーシュさんが店の店主に水や濡れタオルを頼んでいる。

すろと今度は淡い金髪をした青年

酒のみ競争の相手が彼女を助けおこしている あれ、彼 片腕だ

淡い金髪、青い瞳の青年

特徴的な耳・・あれはエイルさんと同じ白の国の人では?


アーシュさん、見知らぬ彼を警戒したのか

彼から彼女を取り上げて、アルテイア姫さんを抱えて2Fの宿部屋に

連れて行きます。

自分より背が高く、大きい17,18歳前後の女の子

肩で軽々と抱えて運んでますワン


力もちだな~

おや、白の国の人が、そんなアーシュさんの顔を微妙な面持ちで、

じっと見つめてます・・が?・・ワン

アーシュさんは部屋につれて行き、扉をバタン!と閉めます。


騒ぎに目をとられて、ドラ猫の動きに気づかなかった 僕らだワン!


ゆっくりとじわ~あ~と近づき 黒い影が小鳥さんを覆う。

「ピッツ?」


サッ!と前足が踊ったあ! 

とそこにいたはずの小鳥さん事エイルさんがいない!


「ぴいいいいいー!ピーーッ!」

「エイルさんん!ワン!」 その声に反応するアーシュさん!


「!」


「エイル!!」 もう一人、その名前に反応を示す白の国の人

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