第5章
第29話
「あなたも 警察なら なぜ
ギガンテスの メンバーを やってるの??」
だまって聞いていた ネイスが クチを
開く
ネイスは ランスールが こっちの
スパイで ギガンテスに 潜入して
いたことを 知らない
「それは・・・」
今 うかつに 潜入していることを
クチに するべきか 戸惑う
ランスール
「なにぃ ギガンテス??」
一気に 空気が 張りつめる
「それには」
意を 決して 説明しようとする
ランスール
「うるさい 早く 出て行って!」
銃を ランスールに 向ける
ネイス
ダーン
「うっ」
ランスールの あしもとの床に
警告射撃する ネイス
のけぞる ランスール
バリン
走りだし 窓ガラスを 突き破る
ランスール
「おい ここ2階だぞ」
ニックの 忠告は 遅く
そのまま 逃げていく
ランスール
「ふぅ やっと2人きりに
なれたわね」
ニコッと するネイス
「ネイス なにを・・・」
ひたすら 恐怖感の ニック
「あなたの 疑いは 晴れたのよ」
そう言って ニックの 腕を つかむ
ネイス
濃厚な キスを する
「ぅぐ」
「おめでとう ニック」
輝くような 笑顔の ネイス
ドキッと する ニック
「うん ありがとう」
少し 顔面が 紅潮する
ニック
「ちょうど ポツンと
ベッドが あるじゃない?」
ベッドを 指差す ネイスは
なにか 言いたげだ
「うん あれ 気には なってたけど・・・」
広い部屋に 1つだけ 置かれた ベッドに
不思議そうな 顔をする
ニック
「それじゃあ 決まりね」
頬を 赤らめる ネイス
「・・・うん??」
キョトンと する ニック
「もう 恥ずかしがらなくて イイよ
1回 ロサンゼルスで シてるんだし」
わかりやすく 言ってあげる やさしい
ネイス
「あっ ああ そういう」
気が ついた ニック
「ウフフ」
ニックの 手を とる ネイス
小I・・・
「なーに ちょっと お楽しみじゃないの
心配して 来てみたら」
いきなり 声がする
二人が 入って来たのだ
「うわっ」
ビックリする ニック
あられもない姿を
バッチリ全部 見られて しまう
「ちょっと!!!
これから 挿入って時に
ジャマしないでよ!!!!!」
ネイスが ガチ切れする
「止めたんだよ??」
アーリントンが 申し訳なさそうに 言う
「えーっ
見届けて あげるから
どうぞ つづきを~」
興味津々の アステーレ
「ねぇ ニック
あんなの 無視して シましょ」
積極的ムーブの ネイス
「・・・え」
目が 点に なる ニック
「あんなの オブジェだと 思って」
とんでもないことを 口走る
ネイス
「だれが オブジェじゃい」
怒りの ポーズを する アステーレ
「いや もう萎えちゃったから」
こかんを 指差す ニック
「大丈夫 またしゃぶったら 大きく
なるから」
そう言うと かじりつかんとする勢いで
吸い付く ネイス
「いや そんな
一旦 ちょっと」
ネイスの 頭を 押さえる ニック
「ワタシも また コーフンして
きたわ」
おさえが きかなくなってきた
アステーレ
小一時間
「オレさぁ グーテンバーグって
ヤツに 聞かなきゃいけないことが
あって」
静かに しゃべりだすニック
「うん・・・」
うなずく アーリントン
息を きらす二人
「それで??」
ニックの 顔を 見る ネイス
「どうにかして 会いに行こうと
思う」
ただただ 会って 話してみれば
なにか あるかも知れないと 思う
ニック
「どうにかしてって
グーテンバーグと いえば
チーム ドーミーの 幹部よ」
困った顔を する ネイス
「会いに 行く途中で
殺されて しまうよ」
不吉な ことを 言う アステーレ
「ニック 死んじゃあヤダよ」
心配で かなしくなる
アーリントン
「大丈夫 オレ しぶといから
安心して アーリントン」
アーリントンの 頭を なでる
ニック
「うん」
ニコッと する アーリントン
「さーて どうすっかなぁ」
天井を 見つめる ニック
一方その頃
「なんだ これは・・・・・・」
ダーリュウは 目の前の 惨状を
信じきれずに 立ち尽くす
いたるところに 死体の山だ
「ぼくが 居ないあいだに
ハリケーンでも 来たっていう
ことなのか・・・」
辺りを 見回し 生存者を 探す
ダーリュウ
「居ないか・・・」
あきらめ 目線を 下げる
ダーリュウ
「ダーリュウさん!」
背後から 声がして 振り返る
ダーリュウ
「おお 生きて いたか」
そこには 負傷者に 肩を かす
ボリツクルの姿が ある
「はい 3名では ありますが・・・
あとは 残念な 報告が」
暗い トーンで 話す
ボリツクル
「生きているだけで イイんだ」
つい 目頭が 熱くなる
ダーリュウ
「はい・・・こっちの ポテトは
全部 喰われて しまいました」
完敗したと 報告する
ボリツクル
「・・・仕方ない 」
深い ため息を 吐く
ダーリュウ
「ドーミーの 連中が この手を
使うとは 驚いた」
口角だけ 上げる
ダーリュウ
「いや ビデオチャットの
感じだと グーテンバーグは
ドーミーの 仕業では
ないと 言っていました」
ギガンテスの メンバーの男が
言う
「うん??
チーム ドーミーじゃあ ないと
すると警察チームの 仕業かな??」
首を かしげる ダーリュウ
「そこまでは わかりませんが
ギガンテスだった 死者が
ポテト欲しさに 襲ったのも
あって 実態が 把握しきれて
いません」
現場の 混乱具合を 説明する
メンバーの男
「死んだ連中も こっちへ
襲って 来たと言うのか??」
驚く ダーリュウ
身が ふるえる思い
「はい そうです」
本当に そうだと言う
ボリツクル
「そんな バカな
ヤツらは 感覚神経の 欠落が
発生しているハズ
誰かに 先導されなければ
ポテトの ありかなど 記憶から・・・」
つい 興奮から 声が 大きくなる
ダーリュウ
「それが 白いビキニの女が
先導していたみたいで」
メンバーの 男が言う
「なんだ そいつは
初耳だぞ」
ショックを 受ける
ダーリュウ
そんなこと ありえないという表情
「茶髪で 白いビキニと 白いスニーカー
姿ですが めちゃくちゃ 素早くて
いくら 撃っても かすりもしない
んです」
説明する ボリツクル
「チラッと しか 見れなかった
ですが」
口ごもる ボリツクル
「なんだ??」
ボリツクルの 顔に 寄る
ダーリュウ
「あの女
ジョジョリーナかも 知れません」
小声で 言う ボリツクル
ただ 確証は 持てずにいる
「ウソだろ」
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