第92話 ルーラー
こうして、フィアー司祭達はレナードとレーアを連れて地下陵墓を後にしたが、その際に
フィアー「此方はアイラード辺境伯よりあなた方にと」
ベリル 「そして儂等からはこれを」
レイテ 「初代国王様と王妃様によろしくね」
ロンドネ「いいかい、シャヤ、フロウ、しっかりと王女様を護るんだよ」
~~~~~~~~~~~
~~~~~~~
~~~
アボス 「・・・全てお見通しということか・・・」
ジイン 「そうですね、ベリルギルドマスター、レイテさん、ロンドネさん、フィアー司祭・・・とてつもない切れ者なのに更に加えてアイラード辺境伯・・・なんて恐ろしい人達ばっかりだ」
フロウ 「・・・
アボス 「フロウ、それは宝石の選び方が良いということになるのか?」
フロウ 「ああ、まずガーネットは実りを象徴する石で縁起が良い、次にルビーだが言わずと知れた宝石の王様で、そしてラピスラズリは宝石の価値もさることながら砕いて顔料として絵画にも使える事が出来る、美術全般に造詣の深い王妃様にはピッタリの献上品だ」
アボス 「ほう・・・なかなかの博識だな」
フロウ 「フッ、淑女たる者、この程度の知識は自然と身に付けているものだ・・・」キリッ❗
これ以上ないキメ顔をフロウは得意気にした。
シャヤ 「・・・淑女は自分で淑女とは言わない・・・」
「「『『・・・・・・』』」」
フロウ 「・・・ルーラー・・・それでは御両親の元へ案内をよろしくね」
ルーラー『はっ、はい・・・ではこちらです』
ジイン 「・・・めげませんね・・・」
アボス 「・・・あぁ、めげないな・・・」
シャヤ 「・・・流石は自称淑女さん・・・」
一行はルーラーを先頭に奥へと向かった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます