第73話 迷宮神と精霊王

フロウ 「迷宮神の祝福と精霊王の加護・・・?」

シャヤ 「・・・迷宮を司る神様からの祝福だけでもとんでもないのに、精霊を統べる王様からも加護を授かるなんて・・・さすがルーラーちゃん・・・」

ルーラー『えっ、皆さんも授かっていますよ』

 さらりと言ってのけたルーラーに一同は驚いた。

ジイン 「・・・ルーラー、僕達にも神の恩恵が授けられていると云うのかい?」

ルーラー『はい、皆さんも迷宮神ルドス様から祝福を受けています』

フロウ 「なんと・・・私達にも祝福を授けてくださるとは・・・ありがたい・・・」

ルーラー『ちなみに他の神様からも加護を授かってますよ』

 またもさらりと爆弾発言をしたルーラーだった。

「「「「ええええ!!!!」」」」

ハクブ 『?・・・皆、気付いていないのか?、我は霊鳥ガルーダ様から加護を授かっているぞ、確か鑑定で確認出来るはずだが・・・人を鑑定はしないのか?』

フロウ 「しなくはないが・・・お互いが同意しないと鑑定は出来ないのだ」

ハクブ 『なるほど、プライバシーの侵害というのだな』

ジイン 「えっ・・・ハクブ・・・よくそんな言葉を知っているね、その通りだよ」

ハクブ 『ならば主よ、我々なら問題はあるまい、命を預けあっている間柄、必要事項であろう?』

 一同は暫しの後、深く頷いた・・・

ジイン 「確かにハクブの言う通りだね、それに悪いことじゃない、どんな神様から加護を授かったのかは、むしろ気になりますね」

アボス 「決まりだな・・・よし、フロウ、先ずは俺から鑑定をしてくれないか?」

フロウ 「・・・そこまで言うのなら鑑定しよう・・・」

 そして最初にアボス、次にジイン、シャヤ、ハクブ、ルーラー、最後に自身の鑑定を行った。

 さて、一同は迷宮神の祝福以外に、どんな神の加護を授かっているのか・・・?

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