第60話 ルーラー王女②
ガチャッ バタン・・・
4人は部屋から通路に出た・・・
ジイン 「
ブゥゥゥゥン!
(ルーラー王女・・・どうか御無事で・・・)
ジイン 「ルーラー王女、開けますね」
ガチャリ・・・シーン・・・
シャヤ 「・・・ジイン・・・ルーラーちゃんはいるの?・・・」
ジイン 「・・・いない・・・ん、ドアがある?・・・そうか部屋が増えたのか・・・」
すると、そのドアがガチャリと開いた。
ルーラー『・・・ジイン・・・』
ジイン 「!!!し、失礼しました!シャヤ!」
突然、ジインが大きな声でシャヤを呼んだ。
シャヤは慌てて駆け寄り、アボスとフロウは何事かと顔を見合わせた。
シャヤ 「突然どうしたの?ジイン・・・!!!」
フロウ 「まさか、王女殿下に何かあったのか!」
フロウ、シャヤと入れ替わるようにしてジインが出てきた!
アボス 「お・・・おい!ジイン!大丈夫か!」
出てきたジインは鼻血を出している・・・どういうことだ?・・・中で一体、何が起きているというのだ?
アボス 「フロウ!シャヤ!」
慌てて近づこうとすると・・・
フロウ 「ダメだっ!アボス!入るなっ!」
シャヤ 「今、ルーラーちゃんは、生まれたままの姿なの!」
アボス 「なっ!なんだとっ・・・・・・」
~~20分後~~
ようやくフロウとシャヤに呼ばれて、
ガチャリ・・・シーン
アボス 「ん?いないな・・・」
ジイン 「・・・・・・」
フロウ 「アボス、私達は奥にいるわ」
まさか
アボス 「わかった、今からそっちに行く」
ガチャリと奥のドアを開けて入ると・・・フロウとシャヤに挟まれて、見たことのない女性がいた・・・いったい誰だ???
アボス 「フロウ、そちらの横にいるのは・・・」
フロウ 「・・・まさかの王女殿下よ・・・」
シャヤ 「・・・ルーラーちゃんが人化した・・・」
ルーラー「・・・キガツイタラ、コノスガタニ・・・」
おいおい・・・とんでもないことが起きてしまったな・・・
霊魂から人化に、いや精霊化なのか・・・信じられん・・・
するとジインが凄い勢いで両膝を曲げて手を前に置き地面に頭を擦り付けた。
ジイン 「誠に申し訳ありません!!!王女殿下のあられもない姿を目の当たりにしてしまうとは・・・なんとお詫びを申し上げればよいのか・・・」
ルーラー「オキニナサラズ」
フロウ 「仕方がない、不幸な事故だったんだ」
ジインは「いや~幸運な
するとギロリと女性2人からの厳しい視線が・・・サッと目を逸らしたジインだが背中には冷たい汗が流れることになった・・・
シャヤはボソリと「・・・ジイン、あとでお仕置きする・・・」と呟いた。
アボス「・・・ジイン、口は
フロウ 「・・・アボスもだぞ・・・」ギロッ
アボス 「・・・はい・・・」
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