第36話 装備品

ジイン「フロウ、シャヤ、そんな装備で大丈夫か?」

フロウ「大丈夫だ、問題ない」

シャヤ「・・・一番いいのを頼む・・・」

アボス「・・・みんな何を言ってるんだ?」


ジイン「あ・・・今2人の装備を見直してるんです」


フロウ         

武器  短弓➡長弓    

副   鉄の短剣       

頭   帽子➡布の帽子  

身体  布の鎧➡ゴブリンの革鎧

脚   旅人のブーツ 

指輪 

首   耐幻の首飾り(僅)


シャヤ

武器  樫の杖

副   鉄の小盾orスリングショット

頭   帽子➡迷宮布の帽子

身体  クロースローブ➡クロースローブ(魔術耐性僅)

脚   術師の靴➡麻のゲートル

指輪  魔術の指輪(僅)

首   魔術の首飾り(僅)

魔術  魔玉弾 火玉弾 


アボス「ふぅむ・・・フロウは脚周り、シャヤは杖かな・・・ジイン、お前の装備はどうなんだ?」


ジイン

武器  メイスor中槍➡フレイル

副   聖典(初級)

頭   帽子➡布の帽子

身体  布の鎧

脚   旅人のブーツ

指輪

首飾り

聖術  消毒 解毒 治癒(僅)


アボス「鎧と脚周りだな」

ジイン「アボスさんは?」


アボス

武器 片手剣ショートソードor長剣ロングソード

副  飛短剣or青銅の盾

頭  帽子➡布の帽子

身体 布の鎧➡革の鎧

脚  旅人のブーツ

指輪


ジイン「アボスさんも脚周りですね」

アボス「そうだな・・・どうだろう、明日は装備品を買いに行かないか?」

「賛成!」

「異議なし!」

「右に同じ」

 

 ~~翌日~~

クラリー「おうアボス、いらっしゃい」

アボス 「おはようございます、クラリーさん」

クラリー「今日はお揃いでどうしたんだ?」

アボス 「実は明日にでも第1階層主に挑むので装備を整えようと」

クラリー「そうか!今、お客はお前達だけだから要望を聞こうか、そちらのお嬢さん2人から・・・先ずは名前を教えてくれないか?」

フロウ 「フロウだ、私は脚周りをお願いしたい」

シャヤ 「・・・シャヤ、杖が欲しい・・・」 

 すると、クラリーは奥に入り、箱を持ってきた。

クラリー「脚周りは革のレガース、獣皮のブーツ、斥候の鋲靴の3つ、杖はと・・・今は樫の杖を使っているのかい?」

シャヤ 「・・・これ・・・」

クラリー「どれ、赤樫イチイの杖か・・・値段も手頃で軽く、良く普及されている杖だな・・・同じ樫なら白樫の杖、違うのなら楢木ブナの杖がある、ほれ、試しに持ってみな」

 クラリーから2本の杖を渡されたシャヤはそれぞれの感触を確かめた。

シャヤ「む・・・白樫は重い・・・楢木ブナは軽い・・・握り心地もイイ・・・こっちにする・・・」

 シャヤは楢木ブナの杖を気に入ったようだ。

 一方、フロウは3つの装備品を前に悩んでいた。

フロウ「う~ん、どれにしようかな・・・」

アボス「どうした?フロウ、決めきれないのか?」

フロウ「あぁ、どうしたものかな・・・」

ジイン「では消去法でいきましょうか?」

フロウ「消去法?」

ジイン「ええ、先ずは獣皮のブーツは魔素を帯びていますので僕かシャヤが使うのが良いでしょう」

フロウ「ふむ」

ジイン「次に革のレガースですが、脛を守るので前衛のアボスさんが望ましいです」

フロウ「と、なると残るのは・・・」

ジイン「斥候の鋲靴になります」

アボス「いいんじゃないか、それはフロウには合っていると思うぞ」

シャヤ「・・・フロウはよく歩く・・・疲れにくい靴が一番いい・・・」

フロウ「確かに・・・」

アボス「決まりだな、クラリーさん、全部買います」

クラリー「気っ風がいいな、毎度、オマケでこれをやるよ」

 そう言ってクラリーは砥石を渡した。

クラリー「わかっているとは思うが、いきなり階層主に突撃するなよ、短道で慣らすんだぞ」

「「「「は~い、ありがとうございました!」」」」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る