第22話 おもてなし①

~~~休日2日目~~~

フロウ「みんな、おはよう!」

「「「お、おはようございます・・・」」」

(フロウ、朝からやけにテンション高くないか?)

フロウ「さぁ、今日の予定を聞かせてくれないか?」

アボス「あぁ、先ずは牛馬亭ぎゅうばていに行ってレイテさんから鉱石の代金を受け取って・・・」

フロウ「ふむふむ、それで」

ジイン「次はギルドで迷宮資源の換金を・・・」

フロウ「その後は?」

シャヤ「・・・昨日の夜に約束した通りフロウ様をもてなします・・・」

フロウ「はい、よろしい、してどのようなプランなのかな?」

アボス「それは行ってからのお楽しみということで・・・」

フロウ「わー、た・の・し・み・にしているよ」

 (・・・これは迂闊な事は出来ないぞ・・・)

 (・・・フロウさん、目が怖い・・・)

 (・・・年齢弄りは危険・・・)

4人は朝食を取り、牛馬亭ぎゅうばていに向かった。


~~牛馬亭ぎゅうばてい~~

「「「「おはようございます」」」」

レイテ「やぁ、いらっしゃい、昨日の代金なら用意してあるよ」

アボス「恐れ入ります・・・では改めさせていただきます・・・レイテさん、多くありませんか?」

レイテ「最初だからね、少し色を付けておいたよ、それと査定価格が出たよ」

アボス「ありがとうございます、それで価格はおいくらでしょうか?」

レイテ「金貨420枚だったかな」

ジイン「・・・まぁそれ位はしますよね・・・」

フロウ「頑張って稼ぐ他ない、目標は高いほど良い」

シャヤ「・・・フロウ、強がり・・・」

アボス「いや、それくらいの気概でいい、地道にコツコツは嫌いじゃない」

ジイン「迷宮探索メインで頑張りましょう」


レイテ「そうだね、私からの依頼の迷宮鉱石採集に次元家屋の成長記録を継続していけば大丈夫、私は気が長いからね、期待しているよ」

アボス「ご期待に添えるように頑張ります」

レイテ「よろしく頼むよ、ところでシャヤさん、その帽子はどこで?」

 ・・・どうやらシャヤが被っている帽子が気になるようだ・・・

シャヤ「・・・これはジインから貰った・・・」

ジイン「彼女の帽子は街商広場の露店商から購入しました」

フロウ「あの・・・この帽子がなにか?」

レイテ「いや、良く似合っているよ、魔術師のシャヤさんにはピッタリだ」

シャヤ「・・・ありがとうございます・・・」

レイテ「引き留めて悪かったね」

アボス「いえ、とんでもありません、では失礼します」

 (・・・あの帽子・・・街商広場の露店商で売っているレベルではない・・・少し調べてみるか・・・)


~~迷宮探索ギルド~~

ジイン「迷宮資源の換金も終わりました」

アボス「あぁ、ありがとう、では拠点購入用金庫に入れておこう」 

シャヤ「・・・先は長い・・・でも、やりがいはある・・・」

フロウ「一歩一歩、積み重ねていこう・・・いつかは届くさ、さて・・・次はいよいよ待望の・・・楽しみ楽しみ♪♪」


・・・ハードル爆上がり・・・

果たしてフロウを満足させる事が出来るのか?

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