第13話

一同はラウンジに集まった、皆たっぷり食べ休息した後だった、確かに手塚の言ったとおり連合の戦闘機がやってきたが見つかることはなかった、あきらめたんだろう、ここ24時間なんの動きもなかった。

 明が口を開いた「まぁーそういうこだ、我々は今後どうするか、決める前にこの星は何なのか確かめたい、決めるのはその後でもいいんじゃないか?どうせ戻れば、戻れればだが、多分ワープから抜け出た60秒後には撃ち落とされるとは思うが、少なくともここにいれば当分安全だ」見回したが真剣に聞いている奴はいなかった、当然のことを言っても聞く人はいない、儀式として発言したまでだった、「ネロ現在の状況を報告しろ」治が制した「ここのはネロでなくマロだ」科学調査船のAIだからそれなりに専門的答えが聞けそうだ「そうだった、マロ」マロは機械的な声で言ったーー声はネロのほうがいい、何と男性のそれも中年の声だったーー外部からセンサーは一切機能しません、星の外殻からして・・・皆さん今晩は、体力が回復してなによりです、皆困惑した、突然若い男性の声に変わった「マロ、お前もふざけてるのか、事態が深刻なのはわかるがお前が変になるのは困る」「私はマロではありません、この星です」

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