第8話
ワープから抜け出すと同時に船は予めセットした通り連邦本部に帰還して行った、救命艇は同時にエピテ3号惑星に旅立った、連合が真剣に探索すればこの救命艇もすぐに発見されるだろうが、何の特長もない貨物船にそこまでやるかどうか、気付く頃には手塚が言う洞窟とやら到着してるだろう。
「救命艇だからな、遅い、遅い、暫く我慢して下さい」ワープ飛行中は捕獲されないがワープから抜け出たとたんに先回りしている連合の戦闘機に撃ち落とされる可能性があるが、いるとしても1機いれば御の字だ、それも攻撃機ではなく報告主体のドローン機だろう、見つかったとしても洞窟に入れば見失うはずだ、それが不可解として何らかの調査が行われる可能性もあるが、救命艇1艘では期待薄だろう、「船籍、船荷と乗員名簿を自動で訊いてきた以外、何にも言ってこないワ、キャプテン」通信士の桜がコーラ片手に報告した、既に本部に到着したであろう船になんのコンタクトもないということだ、そらそうだろう何万という船が到着している訳だから
そして連合にも混乱しているのか?勝者はすぐに内紛を起こすものだ、必ず割りを食う者が出るものだ、「さあー着きますよう、五郎直ぐに連合船を探索頼む」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます