第4話
「私に救命艇を一艘下さい、皆さんは命令通り帰還して下さい、私は急死したとでも報告下さい」エリートは何を考えているんだろう、独りでどこえ、何しに、1時間以内に捕まるのに、まるでわからない、私の顔を見て
彼は更に続けた「私の訓練中の事件については、皆さんご存知でしょう」変なとこで敬語を使う奴だ「実は不思議な現象を発見したんです、これを解明しようと度々行方不明を、そう、装ったのです」「もう、いいからキャプテン早く帰還しましょう、風呂に入りたいし」通関士の夢子が気だるく言った、この船のクルーは私も含め変人の集まりだった、彼女は美人で聡明だがサイコであった「まあ、最後まで聞こう、面白そうじゃないか」顎で手塚に先を促した
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