俺が埋めました。今までの記憶を埋めました。

bbキャンセル君

埋めた

バラバラにして、カプセルにいれて土の中に埋め

今までの記憶と共に、此処で「さようなら」をしました。


家に帰ろうとした時、人型の陣が姿を現しました。

口角を上げ、不気味にワラっていて

怖いなぁと、思いながら山を下りました。

近くの駐車場に停めていた

車に乗って帰ろうとドアを開け、運転席に座り、ふと後ろを見ると

沢山の人?がこちらを憎そうな目で俺を見ており

それがとても怖く感じ、すぐにアクセルを踏んでこの場を去りました。


家に帰ると、すぐさまベッドにダイブし、

そのまま寝息を立てて、夢の中に入りました。


暗い世界で一人ぼっちな中

ふらっと人がやってきました。

その人を見て、俺は血の気が引いたのを覚えています。

だって!!元彼女が俺の隣でワラッてて

なんで、○○○の?って。

聞いてるんだ!!!!!

オカシイ!これはきっと夢だ。

きっと初めての別れに動揺してるだけだ・・・・。

だってもう・・・・お別れしたじゃないか!!

関係無いだろ!!


だからもう、俺をワラうのやめろよ!!!


叫んだ瞬間夢から覚める。

朝・・・・・はぁ。

ため息を吐き、コーヒーを入れにキッチンへ向かう。

冷や汗が、伝い気分が悪い。


熱いコーヒーを入れ、

早速飲ンダ。


ポタポタ

口からはみ出て、体に熱いコーヒーが伝って落ちる。

あぁ美味しかった。


次は・・・会社に行こう。

準備をして、会社に向かう。

向かった先は、廃墟。

おはようございます。

挨拶をすれば、おはようと返される。


でも心の奥底で微かに感じる違和感。

あれ?俺今就活中じゃなかったっけ?


そんな違和感もすぐには消えたんだけどね。


仕事が終われば、帰宅が待っている。

家には徒歩で向かう。

一歩一歩

歩けば進む。


ガチャ

家の扉を開け、そこに広がっていたのは

あいつとの記憶を埋めた場所だった。

そこで意識がハッとすると同時に、笑い声が聞こえてくる。

それが刻の合図だと言わんばかり、周辺の地面から

沢山の死体が這い出てきた。


沢山の人の殺される前の声?が俺の頭を支配する。

タスケテ

シニタクナカッタ

オマエモシネバイイノニ

やめろ!!

やめろよ!!!

やめてください!!!


トドメと言わんばかりに、埋めた筈のものが

笑って

ダイスキダヨ ダカラ

二本の腕で俺を抱きしめられ、

イッショニ、イコウ?

嫌だ!!

死にたくない!!

必死に抵抗するも、

力が強く徐々に骨が軋む音がする。

痛い!!痛いよ!!

助けてよ!!!


そう叫んでも助けては貰えないだろう。だって俺は一度彼女を


砕かれる音がして、俺の意識が消えた。


彼女の手によって、力無き死体は地面に埋まっていった。


静けさが訪れたと同時に陣が姿を現し、

「ダレニオビエテタノ?ココニハ、キミイガイ。ダレモイナカッタヨ?」

と言葉にした。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

俺が埋めました。今までの記憶を埋めました。 bbキャンセル君 @aiumi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

同じコレクションの次の小説