お前が誰に喧嘩売ったのか教えてやるよ

 廃校のロビーにて一人の男が徘徊していた。


「・・・ちっ!ここにもいないか・・・おーい女騎士に狩人!どこだ!俺を倒さないと貴様らいつまでも繋がったままだぞ〜」


 そう騒いだ瞬間銃弾が足元に何発か撃たれる。


「誰だ!?」


 大声で飛んできた方へと顔を向ける。


「・・・アンタのお探しの奴らさ!」


「・・・魔族め、良くもこのボク達に拘束したな!!逆に貴様を拘束する!」


「・・・やってみろ!」


 そう言った魔族は俺達に鎖を大量に飛ばし始める。

 すると俺は隣で剣を構えているシオンに発する


「足引っ張ったら承知しねぇぞ?最強騎士さん?」


「それはこっちのセリフだよ狩人さん?」


 そう言って大量の鎖を避け、剣で防いだりして魔族に突撃する。


「・・・な!?」


 魔族は避けれる筈のない攻撃をしたのに2人して目の前に現れる事に驚きを隠せなかった


「・・・な、なんなんだよ!テメェら!拘束されているのに!!!」


 焦る魔族にニヤッと笑うシオンは高らかに言う


「・・・冥土の土産だ。ボク達はこれでも伊達に世間に名を轟かせてないんでね!」


「まぁ・・・俺は悪い方だけどな」


 そう言った俺は至近距離で銃を構え数発魔族に銃弾を与えるとガシャガシャッと前に鎖を使って防ぐと魔族は後退するように飛んで下がる。


 すると俺はこのまま銃を構え続ける


「・・・おい女騎士!外すなよ?」


「・・・このボクに命令するな?カラス仮面!」


 すると銃口に魔法陣を展開した俺と剣に光を纏うシオン


「俺らに喧嘩売ったのが運の尽きだ・・・」


「・・・くたばれ。我が聖剣の力に・・・」



 分が悪いと感じた魔族は2人に背中を向け逃げ出そうとしていた。


 そして身を隠すように当たりに鎖を引いて壁を作り出す。



「・・・【Judgement・Break】」


「・・・【終焉の一撃】!」


 トリガーを引き、長いレーザーを出した瞬間

 シオンが上から下へ振り下ろすと斬撃を飛ばした。


 鎖の壁を貫き魔族の後ろ姿へと追いつく振り向いた瞬間にはもう目の前まで迫っていき大きな爆発音と共に絶叫する。



「・・・ったく・・・手こずらせやがって」


「・・・全くだね〜」


 そう会話していたら次第に繋がった鎖が消滅した

 何処か勝ったのに喜べ無かった。


 俺は道を間違えなかったらどうなっていたのだろうか。


 俺もこの人と同じように騎士になって魔族倒していたのかな・・・


 なんて考える内に魂が消えそうになっていたので慌てて本を開いた。



「・・・うっし!魂頂き!」


「・・・」


 後ろを振り向くとなにか思い詰めた表情をしている


「・・・どうした?浮かないな」


「・・・君は、さっき羨ましいと言ったけど君には騎士になる選択肢はなかったのかい?」


 突然言い出してきて驚きを隠せ無かったが、俺は答える


「・・・無いな、別にそっちじゃなくても出来る・・・」


「・・・そっか・・・ほら早く行きな」


「・・・目の前にいる絶好のチャンスをミスミス逃しちゃっていいのか?」


「ほう?じゃあ捕まえても良いのかい?」


「・・・まぁ、勿論無理!」


 ニコッと笑い俺は窓から逃走するのだった。


「・・・来る時に俺が血迷っていたらあんたに真実を教えるだろうな」


 そうボヤきながら森の中へと入っていった。




 ────────────────────

 狩人・・・必ず・・・あんたの真実を聞いてみようじゃないか・・・


 もし君が苦しんでるのであればそれを救う。

 これは彼女との約束でもあるんだ


 そうだよね。 ・・・



 ────────────────────

 遅れてすみません・・・


 やっと書けた(›´ω`‹ )

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