リアルな青春が眩しいのです

 主人公・小桜将司は15歳。
 伝統校・県立政木高校に進学して、高校生活が始まるのです。
 入学式と、上級生の歓迎式典、女子高との合コン、中学時代の気になるクラスメートとの再会、一段と難しくなった勉強、進学校のひと味違う行事の数々。
 その日々は、リアル異世界転生。毎日が非日常なのです。
 物語は、今流行りの別学校の男女共学化計画の浮上と、女子高に進んだ中学のクラスメートとの交流を軸に進んでいきます。
 主人公の、聡明で、真っすぐで、それでいて未熟で、感性の鋭い事!

 評者であるデリカテッセンには、はるか遠い過去になってしまった世界で、ただただ、じいさん目線でツッコミ入れるしか出来ないのですけど、溢れる感慨は、

眩しい!

それだけです。
 がんばれ、小桜君!!