第86話 ぬらりひょんの戯れ言
【サファイアside】
今、ボクの前には、ぬらりひょんと一反木綿が正座している。
「もう少し、年寄りを大切にせい !
確かに逃げ出そうとした儂が悪いのだろうが、
空中から地面に叩き付けられそうに成る恐怖は凄かったのだぞ !」
「御託は良いから、どうして七之助や栞ちゃんの家の両隣に新築の家が立っているのかな ?」
ぬらりひょんは素知らぬ顔で、
「何のことかのう、儂は知らぬぞ !
もしかして、儂の仕業だと疑っているなら冤罪じゃぞ !
しかし、儂は心が広いから、今すぐに軟禁を解くなら許してやろう 」
雫の力で、氷の手錠と足錠をされている ぬらりひょんは悪びれもせずに言い放った。
尚、一反木綿は氷の柱に閉じ込められているので反応は無い。
ふてぶてしい爺だなぁ~。
伊達に妖怪の総大将なんて呼ばれる訳だ。
「ぬらりひょんのおじ様、嘘はいけませんわ、嘘は。
わたしが、
ぬらりひょんのおじ様は、その際にお手伝いをしてくれることに成っていますのよ 」
「ユカリンちゃん、何も正直に言わなくても良いではないか。
儂、立場と云うものがあるんじゃが……」
「閻魔大王の血族が嘘は言えませんわよ 」
どっちもどっちだと思うけど、閻魔大王が
バタバタ バタバタ バタバタ !
「ぬらりひょんのおじいちゃんの部屋を家捜ししたら、見慣れないお酒が沢山有ったよ、サファイア !」
ぬらりひょんの部屋の調査をお願いしていた さくらが飛び込んで来て知らせてくれた。
これ以上、追求しても すっとぼけするんだろうなぁ~、ぬらりひょんは。
※作者より
短めで、スミマセン🙇
次回は頑張ります……たぶん。
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