第9話 愛は地球を救う と言うらしいけど愛だけでは食べていけないよね ! ②
サファイアに
「仕方なかったんや !
アレだけの凄いネタを知ったら、書かずにはいられなかったんや !
おかげさまで、沢山の
YAC 2023 ~ヨムカク・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2023~
での4回目のお題『深夜の散歩に起きた出来事』では、かなり上位にランクインしたんだ !」
仮にも小説家の卵と思っているんだ !
書かずにはいられるか !
「ウワァ、開き直っちゃったよ。
ボク達をネタにしたんだから、1位くらいには成って欲しかったなぁ~。
小説家の卵ねぇ~ その卵、
ウワァ、
ん ?
「なあ、サファイア。 小説家の卵なんて声に出ていたか、俺 ? 」
「声に出ていなくても、人の考えている深層の浅い処なら
猫魈は伊達じゃないんだからね !」
ウワァァァ、サファイアの奴は妖怪の
「まあ、確かにボク達、猫又や猫魈は妖怪の仲間だけどさ、
何気にサファイアは毒舌だなぁ~
それに比べて、ウチのさくらは素直で可愛いなぁ~。
「毒舌で悪かったね、オッチャン !
これでも長い間、猫生を生きているんだから 素直な少女でいられないに決まっているだろう !」
口では、サファイアに勝てそうに無いなぁ~
猫……猫魈だけど、勝てない俺って情けない。
まあ、それはさておき、そろそろサファイアを
さくらのお出かけ用のキャリーバッグを用意していると、
ポンッ !
猫に戻った さくらがタンスの上に避難して、
「
何度もオヤツで釣られて騙されたけど、ボクだって学習するんだからね ! 」
サファイアが、ジト目で俺を見ている。
さくらも凄く嫌そうに俺を見ていた。
「意地悪で、さくらを
病院に行く時や
出来るだけ優しく言うと、
「ブーブー、差別反対 !
ボクと さくらの扱い方が違い過ぎるじゃないか !
ボクに優しくしてくれてもバチは当たらないと思うんだけど ! 」
「いやいや、さくらは俺の愛娘で、サファイアは栞さんの本屋の猫だろう。
栞さんや香さんが心配しているから帰ろうか、サファイア 」
「嫌 ! うるさく
そうだ !
いっそのこと、オッチャンが栞ちゃんを
そうしたら、ボクもオッチャン家の娘に成るからね ! 」
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