こっくりさん事件③

こっちか。高い。崖から落ちたら大怪我だよな。


ズルっ


「えっ?」

気づいた時には崖から滑り落ちていった。

「うわぁーーーーーーーー!!!!!!!」









**********

「なんか叫び声聞こえなかった?」

「ん?そうですか?聞こえませんでしたよ?」

そうかなぁ?

「いろー?もうすぐお客さん来るのに準備しなくていいの?」

「大丈夫、あともう少しでo...」

「王手です。」

「うわあー!!詰みだぁー!」

また負けた。

「負けました。」

何十敗目だろ、これ。

**********


「痛ッター!」

死ぬかと思った。ちょうど落ち葉がクッションになってくれたようだ。けどどうしよう。道わかんない。

あれ?家がある。

「あのー、すみませーん。」

引き戸を開けた。えっ

「狐竜先輩?なんでコスプレしてるんですか?」

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