第3話 塵も積もれば山となる?塊でドンッ!!!

 新たな地での最初の朝、まだ何もこの異世界についてわからないが、一夜を越せた。

もう既に街は明るく、街の人々は新たな一日を送り始めている。

 相変わらず月は二つあるが、穏やかな朝だ。




流石に情報集めないと厳しいよな、、とりあえず外に出ようかな〜


「おはよう御座います。昨日はよく眠れましたか?」


「おかげさまで!助かりました。もしここに泊まれなかったら野宿でしたから。」


「クソ、もっと吹っかけるべきだったか、、」ボソボソ…


「ん?、、何か言いました?」


「いえいえなんでも無いです、、そういえば自己紹介がまだでしたね。

 私は、「アリス・モノルム」この宿を経営している夫婦の一人娘です。」


「あ、えっと、、「天早 歩」です。アリスさんよろしくおねがいします。」


「こちらこそ、宜しくお願いします。」


「あっ、この街って図書館とかってあります?」


「この宿を背にして、街の中心にある噴水から左方向に真っ直ぐ行くとありますよ。」


「ありがとうございます!行ってきますね。」


「はい、いってらしゃいませ。」



 相変わらず、若干文明進んでるよな、、俺なんでここに飛ばされたか、、わからん。

とりあえず情報集めないとだよな、魔物図鑑とか、スキルについてとか、知りたいな。




         _____図書館_____


うぉぉお!!!本がいっぱいある!!✨魔法書!!魔術書?!呪術書…?

なんかわかんないけどいっぱいある〜!!!どれから読もうかな、、


〔勇者伝・魔王討伐〕

なんかすごいの見つけた、、魔王討伐されてんじゃん、、、、


あっ!いいこと思いついた!!


 “『目標地点』は、この世界についてある程度把握すること”

 “『目標達成時』のイメージ-この椅子に座って情報整理をしている”

 魔力流してっと、


              本読み終わるまで〜〜『スキップ』!!!




《『スキップ』開始》

〔オートモード起動。行動速度上昇・記憶処理・思考速度低下 ON。〕

 


 一定量の知識を獲得。条件達成、『スキップ』の権能発動を『世界』に申請。



スキル『有識者』獲得。『スキップ』終了時に「天早 歩」への付与開始します。




『目標達成』まで、十、九、八、七、六、五、四、三、二、一、、、



〔オートモード停止。行動速度上昇・記憶処理・思考速度低下 OFF〕


                           《『スキップ』終了》

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