なんでお前がここに?
「先生、
「あ、」
「
「や、やあと、荼泉様。」
保健室に居たのは
「な、何してるんですか?貴方は本家の勤めのはずですが・・・」
「そ、んなことよりも志綾様。そこに寝させて」
「はぁ」
筒夏が躊躇いながらも寝させて。
「何を企んでいるんだ?」
「酷いなぁ、荼泉様は何も企んでないよ。
「お前は・・・志綾のことを知っている・・・」
「はい」
「お前は・・・一回、志綾を襲いかけた。」
「はい」
「ちょっと待って襲うって何?」
「え、襲うとは激しい勢いで不意に攻める。いきなり危害を・・・
「そう言うことじゃない、荼泉様。志綾様は英斗様に襲われかけたのですか?それも男同士なのに・・・」
「筒夏、そうだよ。志綾が眠っている時にこいつがね、」
「誰が止めたんですか?」
「志綾。」
「え?」
「志綾が寝相の悪さに足蹴りして回避した」
「・・・すごいですね。」
「大丈夫だよ!もうしないから」
「・・・・それを言って何回目ですか?」
「え、まだたったの2回じゃん」
「問題ですよ!」
「うわ、声がでかいよ
「あ、もう、そんなことよりも保健室の先生を名乗っているのなら志綾様を見てください。熱を出して・・・」
「そうか、」
そう言って宮南瀬は志綾が寝ているベットに近づいた。
「う~ん・・・帰った方がいいと思うけど帰る?」
「帰ります。こんなやつのところで寝ているよりも家で寝ていた方が治ります。」
「ほんと、荼泉様はひどいなぁ」
「それでは・・・筒夏、担任に言っておいて」
「分かりました。伝え次第繋家に戻ります。」
「いや、筒夏は学校に行って、志綾もそう言っていたでしょう?」
「・・・はい、志綾様が起きたらお礼伝えてください。」
「うんん、筒夏。ちゃんと君から伝えるんだ。」
そう言って荼泉は宮南瀬に志綾を抱っこさせて車を呼んだ。荼泉は最後に「志綾に何かしたら今度こそ命はないと思え。」と宮南瀬も反抗しようと「殺せないくせに」といい荼泉に睨まれていた。
そんな様子を見ている筒夏は疑問に思った。
(どうして、荼泉様が人を殺せないのだろうか。小さい時に何人もの人を殺めてきたのに今は出来ない?なぜ?)
「でも今は担任に報告しに行って私は志綾様の命令を聞く!それがやるべきこと。」
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