八章 カンゲイ世界の竜神
第93話 ベルタダンジョンを探す
『主様!のんびりしては居れません!黒竜神より早く魔道具のベルタダンジョンを探し出し主様が契約しないと世界が滅びます』
「魔道具ってそれほど重要?」
『主様、魔道具は便利な生活道具も有りますが、恐ろしい兵器も有ります!黒竜神と言えど簡単に5階層にたどり着く事は出来ないでしょうが、万が一の事を考え急がれた方が良いでしょう!』
聖洞を出ると噂を聞き付けた住民達でごった返していた。
案内役の役人達に聖洞を守って居た神官達が美咲姫を見て平伏し、野次馬の住民達も一斉に平伏した。
『皆の者よく聞け!我は解放神ミサキである!我はこちらのお方イリス神様に使役される立場である!
これから、激動する世界を救う為ツミヒ先輩と共に、イリス神様と行動を起こす!!
役人に神官達、聖洞を厳重に封印し以後何人たりと立ち入りを禁ず!立ち入る物は神罰で消滅するで有ろう!』
⦅主様、騒ぎに成らない今の内に立ち去りましょう!⦆
小声で美咲姫が言った。
僕達は、気付かれないようコッソリ立ち去り、デジマ市まで走った。
美咲姫もツミヒと同じで、僕達の高速に着いて来てる。
「刀を買いたかった!」
ナオは魔鉄刀が有るのに刀に拘る。
『デジマ市に高級刀剣店が有るはず、鍛冶師に打たせるより高価だが名刀も有る』
刀剣商でナオは金貨300枚の刀と金貨500枚の値札が着いた刀を見比べ迷って居る。
(刀高けぇ!!日本では1000万以上する値段が付けられない名刀って有ったけど、この世界でこの値段売れるのか?ま、ナオは買いそうだが)
「私はイリス神!供の者がこの二振りを気に入って居る!!値段はいくらだ!」
「イリス神様と竜神様のご一行で有りましたか!二振りで……金貨400枚に値引きさせて頂きます」
(いつ売れるか分からない物、倍以上の値を付けるのは当然、言って良かった)
「金貨400枚、受け取れ!」
「有り難う御座いました!またのご贔屓お待ちして居ります!」
余程嬉しかったのか、刀二振りを受け取ったナオは、鞘に頬ずりしてる。
「サコタ!先に帰って影達に、難易度高くて封鎖されたダンジョンを探し出すよう命令してくれ」
「はっ!」
「影は便利だ」
「「イリス神様お言葉ありがとうございます!」」
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