第80話 結局王国全土制圧?
「シタエズ国王が居た王都にその周辺、王都南のエズキ公爵領に西に広がるゲビタ、ゲロワ、ニンピの3伯爵領、そこから西と北方面の4子爵領、それに6男爵領を制圧した事になる。ロゴス将軍、後の貴族領もついでに制圧して行こう!!」
将軍は指で数えて確認してる。
「イリス王、他に貴族領は有りません、全て制圧した事に成ります!」
「そう、か?王国の貴族少ないな!」
「国土がウエルズ王国半分位の小さな国ですので」
「イリス侯爵領はウエルズ王国の凡そ半分、それにシタエズ王国を加えるとイリス王国はウエルズ王国より広い国土の国になった?」
「おめでとうございます!大国イリス王国の誕生です」
大国か…僕は一応ウエルズ王国の侯爵でも有る、ウエルズ王に報告に行った方が良いだろう…サロメの話では占領した物は全て僕の物にして良いと、国王が仰っていたとか、しかしイリス王国を認めてくれない場合どうすれば良いか。
「ウエルズ国王に戦果報告に行くメンバーを決める!と言うか手が空いて居る人全員付いて来て欲しい」
全員付いて来るようだ。
「ツミヒは当然付いて来て!カスミにオボロも護衛として参加!」
『主様!言われ無くても着いて行く!』「「ご主人様!命に代えてお守りします!!」」
「イリス王様!自分と隊員500は護衛として参加させて下さい!ウエルズ王に不穏な動きが有れば、我が隊で鎮圧します!!」
「ウエルズ王が敵対する事は無い…と思う」
「王と言う立場の者を、信用しては成りません!!イリス王を亡き者にしイリス王国を奪う位の事平気で考えるのが王ですぞ!!」
「ロゴス将軍?僕も王だが」
「イリス王様は使徒様、下卑た俗世とは超越されて居られる、現に無防備でウエルズ王に会おうとされてる!」
ロゴス将軍の言う事が正しく聞こえる…僕は無防備か?
「ロゴス将軍と50人の調理兵の同行を許す!他の兵はイリス王国全土の調査、飢えた者が居れば米食指導してくれ!」
「不本意では有りますが、イリス王の決定に従います」
「サコタ!」
「はっ!これに」
「影は全員付いてこい!イリス侯爵領を手分けして、異常が無いか現状確認」
「了解!!」
先送りしても良いことは無い、急ぎウエルズ王都に向かった。
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