第68話 カレー出来るかな?

 予定変更だ!

 36人の子供達出来ればこの村に残り、ダンジョンからスパイスを採集する冒険者になって貰いたい!

 こんな旨いもの素、スパイス採集する冒険者になるぞ!と思うよう僕もカレー作り頑張ろう!


『主様、手伝う』

「ツミヒって料理出来るのか?」

『カライ作りのクミン、ウコン、クラッシュ調合なら出来るよ』

「凄い!今一番やって貰いたい事だ!是非手伝って」

 カレーはルーで作った事は有るが、カレー粉から作った事なんて無い、どうするか迷って居て渡りに船だ!有り難い。


 クミンの香りに釣られクランメンバーだけで無く、子供達に兵達まで集まってきた。


『調合分量は簡単、クミン3にウコン1クラッシュ1小麦粉2で炒める』

「おっ!カレーの匂いだ!」

『炒めたスパイスは、ぶつ切り野菜と干し肉を煮込んだ鍋に少しずつかき混ぜながら入れる』

「おぅ!トロリカレーっぽくなった!」

『主様、味聞きして』

 小皿に少しカレーを入れ、ツミヒが差し出す。

「ん?カレーと言えば違いは無いけど、美味しく無い!リンゴとハチミツが入って無いし、塩味不足?味もそっけも無いカレーだ」

『リンゴが何か知らないけど、果物ならレーズン刻んで入れて、塩コショウ入れるね』


 暫く煮込んで、再び味見する。

「あっ、美味しい!!」

『竜神のカライより、コクがあって洗練された味、美味しい!』

 銘々食べられる量のご飯を皿に盛り、順番にカレーを掛けて行く。

「「「「「「「「「「「辛い!けど、旨い!!」」」」」」」」」」」

 カレーは大絶賛!大鍋のカレー200杯分が殆ど無くなった。


 ツミヒも入れて100人丁度……子供達も兵達も皆超人になったようで凄い食欲だ。

 全員もっと食べたそうにしてる、急遽ツミヒと追加カレーを作った。



「カツ達の仕事!スパイスダンジョンに入って、今日の様にスパイス採集する!今日から村名は『カツ村』に改名する!村長はカツ」

「えっ?俺で…良いのか?」

「イリス王の僕が任命した事、大威張りで村長すれば良い」

「イリス王都、冒険者ギルド、ギルドマスター権限で、カツ、レツ、ヤン、ニン、トンの5名は初級2等に昇進する!5名はこのタグに変えるよう!」

「「「「「俺達正式な冒険者になれた?」」」」」

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