第67話 わーい砂糖にカレー粉だ!

 2階は格が大きく倒し易い幽霊だ。

 子供達も剣を振り回し格を破壊、ツミヒが言った通り砂糖がドンドン手に入ってる。

「砂糖は嬉しい!これだけ簡単に砂糖が採れるなら、安価のお菓子提供出来る!」


 調子に乗って幽霊絶滅しそう、探索が目的なので、上に上がる。


 3階のゴーストを倒すの、子供達大変そう。

 小さな格を破壊出来ず、何度もスカ食らってる。

 僕はツミヒがくれた光剣ライトセイバーのお陰、ゴーストの何処を斬っても簡単に消滅する。

「あれ?カレー粉?」

 ゴーストが残す小袋から、カレーの匂いがする!

 嬉しくて、少し粉なを舐めてみた。

「あれ?カレーの風味はするけど、辛くない?」


『主様の思われてるカレーは、竜神が好んで食べた「カライ」と同じでしょう、クミンは香り付け、4階のウコン色付け、5階のクラッシュ辛味の最低3種類調合しないとカライは出来ません』

「クラッシュ?」

『主様の知ってる言葉では「唐辛子」か「チリペッパー」でしょうか』

「唐辛子なら分かる、辛いだけの赤い粉だ」

『辛くて味覚を破壊するって意味で「クラッシュ」です』


 カレーは、もっと多くのスパイスをブレンドするものだけど、取り合えず3種類でカレーっぽくなれば儲け物!

「5階の唐辛子目指し行ってみるか」


 と意気込んで4階に上がると、ゾンビが出てきた!腐った死体が襲って来る!!

 ライトセイバーで切り伏せた。

「クルリと輪を描いてろ!!……あれはトンビか」

 クランメンバーも子供達も問題なく倒してる。

「気持ち悪いだけで、強くは無いのか」

 ゾンビが黄色い粉を落とすのも気持ち良いものじゃない。


 さっさと5階に上がった。


 包帯でグルグル巻きの男女が出た。

『主様、マミーです』

「マミー?美味しそうな飲み物?」

『ミイラです、包帯を鞭の様に使います』


 斬り付けた剣を包帯で絡めて防ぐ、少し厄介な相手だった。

 剣が使え無いので、殴ったら1発で倒れ消えて行き、赤い粉の入った小袋を残した。


「これで『カライ』の材料は揃った」

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