第42話 特級冒険者

「王都までの行程で盗賊の森、盗賊の掃討。王国に対しての謀反軍の討伐。大繁殖で溢れる寸前のダンジョン魔物の殲滅。

 これらの功績に対しクランリーダーの、イリス上級2等冒険者を名誉特級冒険者に昇格する!並びにデイダ冒険者、レイラ冒険者、ナオ冒険者も名誉特級冒険者に昇格する

 7人のクランメンバー全員上級1等に昇進させる!!」


 受付嬢が11人のタグを回収して行った。

 暫くして見馴れない金のタグを持って来た。


 特級冒険者って聞いた事が無い、金のタグに変わったが光の加減で見様みようによれば中級の銅タグに見える。

 銀のタグの方が目立って良かったのに……なんて場違いな事を思った。


「特級冒険者誕生は、ウエルズ王国の全冒険者ギルド、並びにシタエズ王国内の全冒険者ギルドに通達!東列島国、ナカエ帝国、シバレル連邦、全ての冒険者ギルドに通達して置く!冒険者ギルドに入りイリス特級冒険者を名乗れば、特別対偶受けるようになる。

 イリスクランの面々!これからも冒険者ギルド向上のため、ご助力願いたい!」


 そんなに国が有ったの?知らなかった。

(王様に会ったら各国の国情を聞いてみよう)


「イリス様、父ギュンタも疑問に思って居ったそうで、不躾な質問不愉快かと思われますが、イリス様が仲間と認定されると超人になる!何故ですか?」


「ギンタさんとサロメさん以外秘密にしてもらいたい…」

「分かった!リュウサ済まんが退室してくれ!私が呼ぶまで誰も部屋に入らないよう徹底してくれ!!」

「ギルドマスター、了解しました」

 お茶のお世話してくれてた、受付嬢さんが退室した。


「レイラやデイダ、リタも僕が5歳の時から容姿身長が変わらないって疑問に思ってったようだけど、僕は地球って世界の日本って国から12歳の時、7年前のゲンカイ村に迷い込んだ異世界人だ。


 世界を転移中カンゲイ神に会い、その時神の加護を授かった!カンゲイ神の加護は強く成り易く仲間も同じ強さになる『依怙贔屓』

 努力した事やゴブリンなど魔物を倒すと普通の数倍強さの素、理力が身体に入り込む、僕達は二つのダンジョンの大繁殖状態の魔物殲滅や盗賊殲滅に1万の謀反軍殺戮した。

 それらの全てを数倍の理力として体内に取り込んだ!!

 僕や仲間の強さの原因は神の加護を僕が受けた事による」



「ふぅ……凄まじく不思議な話…父ギュンタとピサロにも秘密にしますか?」

「二人には話てもらって構いません」

「全ての冒険者ギルド、ギルドマスターには徹底したいですが…神殿には秘密にしないと使徒様とうるさく付きまとう!」

 神殿や神官の宗教関係も調べないと、宗教って意外に面倒なんだ。



「イリスだけ黒目黒髪の理由が分かってスッキリしたよ」

「東列島国に黒目黒髪の人が居るでしょ?」

「何でそう思う?居ないよ!!」

「島国で刀を造った東列島国、日本に似た所と思うだろ?黒目黒髪が居ないのか…和食、日本文化も期待出来ないか…」

「和食?」

「寿司に天ぷら、カレー食べたい」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る