第27話 街道で邪魔が入る
僕も混乱してきたので
ナオは、ピサロさんやギルマスのギュンタさんと旧知の仲だった。
僕達は金貨5000枚以上手に入れ大金持ちになった。
二個の箱は高性能アイテムボックスだった。
不格好な剣はオークソードって凄い物だった。
黒オークはオークキングで魔物大量発生の原因だった。
もう何かとんでも無い事で霞んでしまったけど、オークキング討伐報酬で僕達8人は上級2等になった。
ナオにマリとレインは上級3等タグを貰った。
これだけでも凄い事なんだけど、僕達は国王様に謁見し国からの依頼を受けに王都に向かう事になった。
馬車でチンタラ行ってると、1月15日の謁見に間に合わない、
僕達全員王都に向け走ってる。
半日走って休憩しようと思った時、前方に検問が有るのに気付いた。
「止まれ!!ここはオーボウ子爵様の領地!イリス一行の通行は認めん!引き返すか盗賊の森を通行せよ!!」
「我らは全員上級冒険者!国内は勿論国外も通行は自由と認められて居る!!子爵風情下級貴族が王命の邪魔をした事実、謁見時に報告する!!反逆罪を覚悟しておけ!!」
ナオが言う初めての長台詞は脅しと言うか、かなり辛辣な物だった。
子爵に命令されただけの下っぱ役人蒼白になって震えてる。
盗賊の森と言うくらいだ、出てくる盗賊を退治しながら王都を目指すのも、単調な道中の娯楽になって良い。
僕らは盗賊の森を王都に向かって走ってる。
僕だけなら迷う森、ナオが先頭を走ってくれてるから気楽に行ける。
10分も走らない内にナオの止まれの合図「イリス、この先盗賊の砦がある」
「ん?ナオ、何か見えるのか?」
どこも変わった所の無い森の中、何か見えないかとキョロキョロ見回した。
「砦があるなら潰す?」
「魔物討伐より簡単、人は弱い」
ナオの言う事は正解だ、人は弱いし盗賊なら気にせず殺せる。
「皆戦闘体勢!この先の盗賊砦を潰す!!」
「「「「「「「「「了解!!」」」」」」」」」
ナオが先頭で森を進むと、突然開けた場所に出た、岩山を背に木組みの防壁に守られた砦が前方に見える。
デイダが勢い良く走り出し、助走を付けて飛び上がり門を飛び越え、門番を斬り殺し門を開けてくれた。
全員で雪崩れ込み殺戮を始めた。
「イリス!気を付けて!こいつら盗賊じゃ無い!組織立った連携、戦闘の訓練を受けた兵士だよ」
「成る程、僕ら一人に3人が連携して対応してる、たしかに訓練した動きだね」
連携して対応してるが、僕らと実力が違い過ぎる。
150人程の盗賊随分数が減って、50人程しか残って居ない。
王都に近ければ捕虜奴隷として奴隷商に売って収入にするが、遠く離れたここから引き連れて行くと予定日に行き着けない。
「捕虜は不要
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