第23話 迷いの森ダンジョン踏破【2】

 4階層はオーク階、流石に巨大なオークはまばらに居ても存在感半端で無い。

 離れたオークはリツにケイとリタが矢で倒し、向かって来たオークは僕達5人が超剣で薙ぎ倒す、ロイにミットも一撃で倒してる、超剣の切れ味は凄まじい、力が付いた僕達が振れば凄い威力の武器だ。


 存在感はあったが今の僕達には軽過ぎる相手だ、オーク20頭倒した所でボス部屋に到着した。

 ちょっと強かった黒いオークは出て来なかった。

 魔鉄を落とさず不格好な剣を落とす黒豚は出ない方が助かる。


 ダンジョンボスはオークが3頭、リツとケイにリタがそれぞれ矢で射ころした。

 それぞれのオークの眉間と喉に深く矢が刺さっている、たった二射でオークを倒すリタ達、弓の威力も凄くなった。

「5階層も行ってみる?ボスのストーンゴーレム以外は剣で倒せると思う」

「「「「「「「行く!!」」」」」」」


 5階層は森だった。

「超剣は木が邪魔して振れん、剛剣で行くぞ!リツ達も弓は止めて剛剣で対応して!」

「「「分かった!」」」



 と意気込んだのにウッドゴーレムが出て来ない。



 やっと見付けたウッドゴーレム、哀れに思われるほど皆にタコ殴りされた。

 動きがトロいので瞬殺、粉々になって消えた。

「魔石にこれって銀塊?」

「銀塊みたいだね」

「魔鉄とどっちが高価なのかな?」

「銀の方が高価でしょ」

「ミスリルだったら1g銀貨1枚だそうだよ」


「デイダ?どこで調べた?」

「ギュンタさんに教えて貰った」

 いつの間に聞いたのだろう?僕ももうちょっと知識を深めないと、知らない事多過ぎだよ。


「あそこがダンジョンボスの部屋みたい」

 ボス部屋を守っているつもりか、二体のウッドゴーレムが居る。

「今日はあの二体倒して終了にする!」

「えぇ~~っボスも倒そうよ!」

「ストーンゴーレムは剣では倒せん、倒せる武器をゴウケン屋で買って明日ストーンゴーレムを倒す!」


 ちょっと不満のようだが、納得して貰った。

 鬱憤うっぷん晴らしのような勢いで、二体のウッドゴーレムを粉々にしてた。

「イリス?魔石に変な箱が!」

「箱は開けずに収納袋に入れて!罠とか解除出来る能力の有る仲間が欲しいね」

「シルフかアサシン居ないか、奴隷商に探しに行ってみる?」

「都合良くは居ないだろうけど、上級冒険者になった僕達今後どんな依頼が来ても対応出来るように仲間を増やす必要がある」



 ダンジョンを出て門を通り、ギルドを素通りその勢いで奴隷商に入った。

「イリス様!ご来店有り難う御座います!」


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