第18話 リタは軽々と超剣を持った!
「リタ!みてみて!!」
「凄い中級1等?レイラちゃん冒険者になったの?」
「ここの皆、中級冒険者だよ、リーダーはイリス」
「イリスさん、奴隷解放して下さってありがとうございます!私…何をしたら恩返しになります?」
レイラも可愛いが、リタは既に大人の色華がある。
(そんな顔して見詰められると助けてやりたくなるだろ!)
「リタちゃん!一緒に冒険者やろう!イリス良いでしょ?」
(レイラやっぱそう言うか!この状態で無一文のリタ突き放せないだろう)
「こんな状態では一緒に冒険者やるしか無いな…使えそうな武器を買おう」
ピサロはリタを観察してる、その為の同行だった。
(ひ弱な美少女リタ、ギルドマスターに言われてる、ゲンカイ村の子供達は異常に強い、リタと言う娘はどうか見届けろって……ゲンカイ村の子供が全員強い訳では無さそうだね)
レイラと一緒に歩くリタが僕に話し掛けてきた。
「イリスさんとお話した事無いけど、同い年なのに異常に背が高くて、村で見たこと無い黒い目に黒い髪、凄く目立ってた!」
「そ、そうか?」
「イリスさん異常に背が高かったのに、今見るとレイラの方が高くなってる」
「そうだな、僕達の中でレイラが一番背が高い」
チラチラ見るリタの顔が美人過ぎて、返事が上の空になってしまう。
「イリスさんの黒い瞳に見られてると不思議な気持ち、力が溢れて来るような?」
僕がチラチラ見てるのバレてる。
「イリス!リタちゃんに何ビビッてる?恐がる要素無いだろ!」
レイラ、こいつ分かって言ってるな。
「ビビッて無いよ!僕が目立ってたってそんな事思った事無い、どうだったんだろって考えてただけだよ」
「ふぅ~~ん、イリスは目立ってたよ!5歳の私達の倍は有るかと思う見上げる長身で、皆を纏めて剣術訓練初めて、大人の目を盗んで色々考えた行動!イリスが居なかったらリタを助けるどころか、私達皆奴隷で悲惨な事になってたと思う!今上手く行ってるのは全てイリスのお陰だよ!!」
何と言って良いか、レイラがここまで僕をベタ誉めするとは……良いタイミングで武器屋に着いた。
「おっ?イリス!また武器を買いに来て…新しい嬢ちゃんの武器か?」
「ゴウケン超剣を出して!」
「おっ!サブギルマスさん今日も引率か…嬢ちゃん、これを試してくれ」
僕らも持ってる超剣が置かれた。
リタは僕の顔を見てる。
「持って見て!意外に軽いかも知れないよ」
持てないだろうと思い、僕は気楽に言ってみたが、予想外の事が起こった。
「あら?本当!意外に軽いのね」
リタが言いながら、超剣を振ってた。
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