第17話 大繁殖殲滅謝礼
「ゴブリン魔石2365個有ったぞ!!お前達たった一日の成果、凄過ぎだぞ!!1階層大繁殖で溢れ出す寸前の防止、感謝する全員今回も1ランク上げる」
「ギルドマスター?連日昇格して良いの?」
「それだけ凄い働きをしてくれたと言う事だ!正直な所イリスパーティーには早く上級になって欲しいと言う思惑もある」
上級冒険者は少ない、そんな少ない冒険者が
僕らにしても、春になれば王都に向かい旅立つ事は最初に言ってある。
魔石の買い取り金額、金貨118枚銀貨2枚銅貨5枚!!
きつかったけど、それ以上に見返りがあった。
魔鉄まで買い取って貰ってたら、いったい幾らになっていたんだろ。
「イリス、暫く休んで引き続き2層の間引き頼むぞ、結果が今回位なら連続昇格で上級3等にする!」
僕とレイラにデイダが中級1等、ロイとミット、リツにケイが中級2等のタグを貰った。
「お前達大部屋は自由に使って良いが、風呂に入れ!部屋の異臭が消えんそうだ」
「ギュンタさん?風呂がある?どこに行けば風呂に入れる!!」
僕は興奮してギルドマスターを名前で呼んでた。
「ギルドにも小さいが風呂があるだろう!大衆浴場は…ピサロ案内してやれ!」
「奴隷商にゲンカイ村から売られた奴隷が入荷したそうよ連絡が今朝入ったわ女の子でリタって名だそう」
「ウソだろ!リタって村長の娘だぞ!レイラと仲が良かった」
「リタもあの時誘ったの、読み書きもリタに教わって覚えたの…畑仕事もやらされず村長に大事にされてたのに」
「村長の長男が売ったんだろ」
「イリス!助けよう!!」
「奴隷解放はするけど、農作業して無いなら力は弱いだろう?冒険者にはなれないだろう」
「そんなの使える良い武器を選べば、出来ると思うよ!それより助けるのが先決!直ぐ奴隷商に行こう!!」
村長の娘と話た事はないが、奴隷から解放するのは全く問題ない、問題はレイラが必ずパーティー仲間にするだろう、力が弱く戦えない者を守りながらダンジョン攻略は危険だ。
ピサロさんがまた付いて来てくれた。
「おぅ?毎度いらっしゃいませ…ピサロ様?…!ゲンカイ村の奴隷で御座いますね!」
「その通り、リタと言う娘を買いに来ました」
「村長のお子さんに高く買うよう強要されまして、ぶっちゃけた話金貨5枚で買い取り致しました、昨日入荷で経費が掛かって居りません、金貨5枚と銀貨5枚でお売り致します」
「イリスさん、ゲンカイからハンエイまでの輸送代入れての金額、良心的だと思う」
「はい!金貨5枚と銀貨5枚です!」
僕は即決で支払った。
「確かに!では準備させて、連れてまいります」
(そうか、リタも裸で居るんだ)
「村長のバカ息子!妹を奴隷に売りやがって!!」
レイラが言葉を荒らして怒り狂ってる。
「レイラちゃん?あれ?村の子供達だよね?」
奴隷商人に連れられてリタがやって来た。
「リタちゃん!そうだよ!皆ゲンカイ村から逃げたり奴隷に売られたりした仲間だよ!」
「お話は後にして頂けますか?」
「御免なさい!商談の途中だった」
「イリス様!お買い上げ有り難う御座います!今回も奴隷の首輪は不要で御座いますか?」
「ああ、要らない!リタも即奴隷解放する」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます