生成結果10:春風スニーカー【ドラフト1編】

もとの文章】

 考え事をしながら、角を曲がった拍子に俺は対向者にぶつかりそうになった。

「オッツ!?」

先生センセ!? 危ない!」

「ごめん、チキン。こんなとこでどうした?」俺はぶつかりかけた相手に尋ねた。

「どうしたもこうしたも、今から先生に会いに行こうとしてたんですよ」ぶつかりかけた相手――チキンこと橙川知稀とがわかずき――は言った。

「『俺に会いに』って、何かあったのか?」思わず俺は訊き返した。


【英文】

As I was thinking, I almost hit an oncoming person on the spur of the moment as I turned the corner.

“Oops!?”

“Sense!? Be careful!”

“I’m sorry, Chikin. What’s up?”

I asked the person I was about to bump into.

“I am about to go see you.”

The person I was about to bump into - Chikin aka Togawa Kazuki - said.

“What's up with the whole 'coming to see me' thing?”

I asked back.


【ドラフト1】

 「重要なお知らせがあります。」が言った。

「それは何ですか?」は尋ねた。

「ナツヤのことです」が言った。

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 出たな、妖怪・人称違い。

知稀少年は夏也なつや少年のことを「みどりん」と呼ぶぞ。


 ちなみに、ついでに言うなら、「てにをは」も違うし。

 本当はこうだろ?

 

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 「のことです」言った。

? 彼についてはどうですか?」は尋ねた。

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「 彼についてはどうですか?」って、またまどろっこしいのが出たな(苦笑)

 要するに、こういうことだろう?

 

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 「? どうで?」は尋ねた。

「彼は…彼は入院しています。」言った。

「何⁈」は尋ねた。

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 「おー、バーディーは夏也少年がお気に入りか〜」と思っていたら、突然の「入院した」展開(苦笑)


 作者としても「What‘s!?」なんですが?

 

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 「彼は交通事故にあった。」言った。

「何てことだ。」は言った。

「知っている。ごめんなさい。」が言った。

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 待て!

勝手に夏也少年を事故らせるな!

 

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 「彼に会いに行かなければならない。」は言った。

「連れて行ってあげる。」言った。


 チキンとは彼の車に乗り込み、病院へ向かった。

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 おーい。

「自転車の晶司」と「徒歩の知稀少年」が行き合ったのに、どうして「車が出てくる」んだい?


 てか、日本の高校では「暴走族への入団を許さない運動」みたいなのがあった流れで、「在学中の運転免許取得禁止」的な校則が一般的なのよ。

 だから、「高卒直後」の知稀少年は、「まだ免許を持ってない」と考えるのが普通なのよ。

 

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 到着すると、フロントに行き、の部屋番号を聞いた。

受付係が部屋番号を教えてくれ、床に上がりました。

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「床に上がりました」って、「じゃあ彼ら(晶司しょうじ少年と知稀少年)はどこにいたんだい?」って、なるから、おそらく「『フロア』が勢い余って訳されてしまった」と解釈するべきかな⁇

 

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 受付係が部屋番号を教えてくれ、に上がりました。


 の部屋を見つけ、中に入る。

 彼はベッドに横たわり、たくさんの機械にていました。

彼はとても小さくて虚弱に見えました。

は彼のベッドに行き、彼の手を取りました。

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 おーい!

夏也少年「結構重傷」やんけ‼︎

 確かに彼は「やられキャラトリオ」と揶揄されるヘボキャラポジションだけど、そんな露骨に事故らせられたら「かえってかわいそう」やんけ‼︎

 

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 「は言った。

彼は目を開けてを見ました。

「マキコ」彼は言った。

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 ん?

 さすがに「いくらボロボロになっている」とは言え、「男性の晶司少年と女性のマキコ少女を間違えるような夏也少年ではない」から、もしかしなくても、「最初からマキコ少女が主人公になっていた」説か⁈


 ……だから、ダメよ、バーディー。

「小説の主人公を勝手に変える」だなんて。

確かに、『タカラモノ』、『「じゃなくて」』とマキコの出てくる話が続いたけれども。

 

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 「あなたが元気でいてとてもうれしいです。」私は言った。

も。」は言った。

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 いやいや。

「交通事故で結構な重傷を負った相手」に対して、「あなたが元気でいてとてもうれしいです」って、「とんでもなく嫌なただの皮肉屋」じゃないですか!

おまけに言われた側が「俺も」なんて返したら、もはやそれはただの「皮肉合戦」なのよ。


 ……てか、マキコ少女なら、このシチュエーションでこんな発言は「絶対にしない」な。

 なぜなら、彼女は「地元有名企業の会長の孫娘にして社長の娘」だから。

こんな無礼で不躾な発言はしません(怒)


 おそらく彼女なら、「事故に遭ったって聞いたけど、みどりん大丈夫? ……とりあえず死ななくて良かった」というようなことは言うでしょうが。


 ちなみにそれに対する夏也少年の返しとしては、「とりあえずってなんだよ。俺こんなになってるのに」というところでしょうか。


 とは言え、夏也少年の場合は、マキコ少女がお見舞いに来るよりも、恋人である瑠美子るみこ少女が来て、「このまま夏くんが死んじゃうかと思ったよ〜」と泣いて縋り付かれたほうが「本望」でしょうが(苦笑)


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 「このようなことが起きて申し訳ありません。」私は言った。

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 いやいや何でマキコ少女が「責任を感じる」の⁈

別にマキコ少女の不注意が原因で「夏也少年が交通事故に遭い、結構な重傷を負った」なら、「マキコ少女が詫びる道理はある」けども、今回は「彼女のせいではない」わけで……。

 

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 「これはあなたの責任ではないです。」は言った。

「わかってるけど、やっぱり気持ち悪い」私は言った。

「ご心配なく。」は言った。

「あなたが無事でよかったです。」私は言った。

も。」彼は言った。

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 だから、「受け答えが若干間違っている」んだってば!

「無事でよかったです」と言われた側が「『俺も』って返す」のは、「おかしい」からね⁉︎

 

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 私はとしばらく一緒にいて、と話をしたり、手を握ったりしていました。

彼に会えてとてもうれしかったし、彼が無事だったので安心しました。

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 だから、「結構な重傷を負っている」ことは、「無事にはならない」のよ……。

 

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 しばらくして、私は行かなければなりませんでした。

私はにすぐにまた会いに来ると言って、その場を離れました。


 歩きながら、何が起こったのか考えずにはいられませんでした。

が無事だったのはとてもありがたかったが、腹も立った。

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 だから、夏也少年は「無事」ではありません(苦笑)

 

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 私は事故を起こした運転手に腹を立てた。

私は世界があまりにも残酷であることに腹を立てていました。


 しかし、何よりも、私は自分自身に腹を立てていました。

が私を必要としているときに、そばにいなかったことに腹を立てていました。

守れなかったことに腹が立った。

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 ……何か、「マキコ少女と夏也少年が交際つきっている」みたいな展開になってるけど、それも「間違い」だからな!

 

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 過去を変えることはできないことはわかっていましたが、このようなことが二度と起こらないようにすることはできました。

これからものそばにいます。私は彼を守ります。

私は二度と彼に何も起こらせません。

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 えぇっと、「夏也が交通事故に遭わないようにする」って、「具体的にどうする」つもりなのかな?

「具体策もない」のに、「こんなことは二度と起こさせない‼︎」なんて言ってはいけないのよ⁇


[ドラフト1総評]

バーディーがいろいろと間違ったことをしでかしまくっていることが発覚した。

首を洗って出直して来なさい!

解散‼︎

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