第2話 人形劇
「僕はね、子どもを笑わせるのが大好きなんだ! だからこの人形を使ってみんなを笑顔にしたいんだよね」
青年は人形劇演劇グループ「黄色の屋根瓦」を立ち上げて全国の児童向けに劇を公演することを目指しました。ユーツゥーでチャンネルを開設し、細々としながらも童話を少し改変した話を人形劇として披露していました。
しかし、盗作するな、つまらないといった心無いコメントが相次いだため、それを目にした青年は病み、全ての動画を削除して引きこもってしまいました。賛同してくれた「黄色の屋根瓦」の仲間たちは現実の忙しい中で気に掛けながらも、青年が立ち直ることを期待していました。
そんな折、突如として一本の動画がチャンネルにアップされたのでした。彼を除くメンバーは撮影した覚えがなく、再生するのも躊躇われたため集まってからみんなで見ようという話になりました。
休みを合わせて集合したところで再生し、そこに映っていたのは、人形たちから逃げ惑う影の──。
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