改稿版 設定資料
●リュージ
主人公。
黒髪黒目。
黒い軽鎧に、他も全身黒ずくめ。
右手首に赤いミサンガ、左手首には青いミサンガを巻いている(姉とパウロの形見)。
17歳(冒頭10歳)。
いきなり刀1本渡されて山奥で1か月サバイバルをさせられるなど、7年に及ぶ死と隣り合わせの特訓を経て神明流・免許皆伝となった。
元々は優しい顔立ちだが、その眼には常に憎悪の炎が灯っている。
神明流の先代継承者サイガ=オオトリから、菊一文字と相伝奥義『
元々シスコンの気があったが、クライマックスで完全に
●ライザハット王
豚のようにぶくぶく太ったシェアステラ王国の国王。
暗愚。
復讐を開始したリュージの最初の標的となった。
●フレイヤ第二王女
ライザハット王の次女。
贅沢の限りを尽くし好き勝手に生きてきた脳みそお花畑のお姫様。
リュージの2番目の標的。
●アストレア第一王女 → アストレア女王
ライザハット王の長女。
25歳。
優しく聡明で、真に国民のことを思う人。
父であるライザハット王の圧政に異を唱える反主流派の旗頭となっていた。
15歳の時、フレイヤに国家転覆の疑いありと嘘の密告をされたライザハット王によって目を焼かれ、それ以来10年に渡って王宮の北塔に幽閉されていた。
女王をこなしながらリュージの活動をバックアップする。
後年は、衰えつつあった神聖ロマイナ帝国との戦いに勝利し、シェアステラ大連邦という巨大国家連邦を作り上げ、『白の女王』と讃え称される初代女王となる。
しかしリュージの殺しのせいで、敵対勢力を次々と暗殺し、最後は自分の叔父まで手にかけた『キリング・クイーン・アストレア』としても、その名を残してしまう。
●セバス(セバスチャン=ベッテル)
アストレア第一王女の専属騎士兼執事(お世話係)。
かつては『騎士の中の騎士』と呼ばれ、シェアステラ王国の近衛騎士団長を務めていた凄腕の騎士。
聡明なアストレアのことを敬愛しており、アストレアがライザハット王の不興を買って失脚させられてからは、近衛騎士団長の地位を捨てて信頼できるメイド数名とともにアストレアの身の回りの世話をしつつ、暗殺から守っていた。
●ユリーシャ
リュージの亡き姉。享年17才。
街一番の器量良しと評判の美しい少女。
●パウロ
ユリーシャの婚約者。
端正な顔立ちで、非常に頭がよく、優しく正義感溢れる青年。
リュージ、ユリーシャの姉弟とは幼馴染。
●サブリナ=ミカワ
かつてパウロが支店長をまかされていた、中堅大手商会ミカワ屋の現会長。
9才で奉公しミカワ屋一筋25年、今年34になる才女。
名前はサザエさんに出てくる酒の配達員「三河屋のサブちゃん」から。
生前のパウロの上司であり、リュージとは2,3回会話をしたことがあった。
●ハインツ=グラスゴー
王宮御用達の御用商人グラスゴー商会の会長。
賄賂を多用し、自分の利益のためなら暗殺などあくどいことも平気でする典型的な悪徳商人。
●カイゼル神父
次期大司教候補にもあげられる真面目かつ清廉潔白な神父。
ライザハット王の圧政に苦しむ民衆に、教会の一部を解放して寝泊まりさせるなどし、民衆からの信頼も厚かった。
しかし過去にたった1度の過ちを犯してしまった。
●エブリスタイン
王宮勤めのベテラン衛兵。
それなりにまじめに仕事をし、それなりに賄賂も受け取る、シェアステラ王国には掃いて捨てるほどいる小役人。
アストレアはこういった末端の役人や兵士たちの意識改革に日々頭を悩ませているのだが、それはまた別の話である。
がんばれアストレア。
ユリーシャの凌辱に、他の衛兵3人とともに加担した。
●セルバンテス大公
シェアステラ王国東部の広大な領地を治める大貴族。
先王ライザハットの弟。
極度の臆病者で、大の女好き。
ライザハットともにユリーシャを凌辱した。
●用心棒フロスト
セルバンテス大公に金で雇われている用心棒。
リュージと同じく『気』を使える。
しかし自然に身につけたもので『気』の鍛錬をしたことがなく、『気』を浪費してしまったことでリュージに敗北した。
●老騎士
セルバンテス大公に仕える近衛騎士。
近衛騎士という既得権益にどっぷりつかり、夢のような理想論ばかりをかかげ、虐げられる者が苦しむ現実に見てみぬふりをし続けてきた老害。
●近衛騎士エドゥアルド=ザッカーバーグ
リュージと相対して生き残った数少ないネームドキャラ。
ただひたすらに婚約者に感謝するしかない。
他に生き残ったネームドキャラはアストレア、セバスチャン、サブリナの3人のみ。
リュージの殺意がマジ半端ない。
●サイガ=オオトリ(鳳 砕牙)
リュージの剣の師匠。
神明流の28代目継承者。
リュージに相伝奥義と菊一文字、そして「剣士の覚悟」を託して死んでいった。
以下は本編では語られていないお話。
・王都動乱を利用してアストレアを助けて情報源にするという大方針を、最初にリュージに教えたのはサイガ。
・サイガは勇者の剣である神明流を使う以上、リュージの復讐には手を貸すことができなかった。
・サイガはリュージの復讐相手を自分なりに調べる過程で、最後の復讐相手であるカイルロッド皇子が魔人であることに気付く。
・リュージの身を案じたサイガは、覚悟に至らぬリュージでは魔人は斬れないと判断し、最後の計画を実行するべく、コネとツテを駆使してカイルロッド皇子の用心棒になった。
●カイルロッド=ウェル=ロマイナ(カイルロッド=デルピエロ)
物語の全ての元凶であり、ユリーシャを凌辱した神聖ロマイナ帝国第十三皇子。
しかしその姿は仮の姿で、その本性は悠久の時を生き、いまや神聖ロマイナ帝国の皇室にまで入り込んだ色欲の大罪魔人デルピエロだった。
本当のカイルロッド皇子はデルピエロが入れ替わるにあたって殺されている。
若い女を凌辱することを己の存在意義とする色欲魔。
しかし魔人の中では戦闘力はやや低め。
●デスノート(復讐リスト)
シェアステラ国王ライザハット
シェアステラ王国上流貴族10名
フレイヤ王女
シェアステラ王国近衛騎士6名
グラスゴー商会のゴロツキ54人
グラスゴー商会のゴロツキリーダー
グラスゴー商会の私兵約220人
グラスゴー商会最高幹部
グラスゴー商会会長ハインツ=グラスゴー
ユリーシャの拉致実行犯6人
パウロへの暴行犯4人
カイゼル神父
衛兵エブリスタイン他3名(合計衛兵4名)
セルバンテス大公の影武者11人
用心棒フロスト
セルバンテス大公
老騎士
セルバンテス大公付き近衛騎士10名
カイルロッド=ウェル=ロマイナ(カイルロッド=デルピエロ)
●神明流
東方の小さな島国から伝わった特殊な剣技。
『気』と呼ばれる生命エネルギーを活性化させることで、常人にはなしえない圧倒的な戦闘能力を発揮する。
『気』=生命エネルギーを震わせて戦うことから本来は「震命流」のなのだが、とある継承者が「こっちの方がカッコいい」と勝手に変えてしまった。
(設定資料集があまりに長くなってしまったので、奥義リストは次話に独立させました)
●シェアステラ王国
物語の舞台となる小さな王国。
隣国である帝国の属国のような扱いを受けている。
後に神聖ロマイナ帝国を滅ぼし、巨大な連邦国家の中心となる。
●神聖ロマイナ帝国
広大な領土を持つ絶対的な一大軍事国家――だったのも今は昔。
現在でもパワーバランスの中心にある大国ではあるが、帝国を強固に支えてきた官僚制が制度疲労を起こして機能せず、汚職が深刻に蔓延しており、領土内ではいくつかの独立国家の成立を許してしまうなど、全盛期の力は完全に失っている。
●フランシア王国
シェアステラ王国の北、神聖ロマイナ帝国の東に隣接する王国。
神聖ロマイナ帝国の周囲にある実質属国の小国の1つ。
●菊一文字
神明流の継承者が、相伝奥義とともに代々継承してきた希代の名刀。
●大罪魔人
七つの大罪を背負った超越存在。
「暴食」「色欲」「強欲」「憂鬱」「憤怒」「怠惰」「虚飾」「傲慢」の7魔人がいる。
過去に神明流の剣士によって「憂鬱」「憤怒」の2人が。さらに今回、「色欲」デルピエロがリュージに討滅されたため残るは4人。
実は自覚はないものの、リュージはかつて討滅された「憤怒」の大罪魔人の魂の欠片を持つ人間で、世の理不尽に憤怒し、その元凶たる残る大罪魔人を討滅して世界を浄化する――という壮大な裏設定が、初期にはなくはなかったものの。
そういうのを詰め込み過ぎると話のまとまりがなくなるのと、全部終わるのに10年くらいかかりそうなのでやっぱりない感じ。
リュージはちゃんと人間だし、神明流を使うクロノユウシャとして魔人を討ちます。
ちなみに理不尽や義務を果たさない相手に対して、リュージが時に過剰ともいうほどに怒り=憤怒をみせるのは、初期設定の名残りです。
●アストレア
旧版のエピローグにのみ登場するリュージの新しいお姉さん。
黒歴史すぎて改稿版では存在そのものがなかったことにされた。
興味がある人は、旧版のエピローグを読んでみてね!
↓
https://kakuyomu.jp/works/16816452218572436954/episodes/16816452219685223217
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