短歌(12)

霧の朝前も後ろも閉ざされてコジュケイ呼ばず行く先もなし


▼コジュケイ


以前「ことひな」で紹介した「聞きなし」


コジュケイの鳴き声は「こっち来い、こっち来い」とか


朝のウォーキングではよく聴きます


けれど、先日霧の朝がありまして

そのなかでは鳥もほとんど鳴かないんですよね

そういうことは実感しないと分からないものですけど


前後不覚になるほどの深い霧のなか

それに感じて短歌だの俳句だの、また物語だのを想うんですけど

なんかもう、何がなにやら、何がおもしろいのか分からなくもなってくる


迷っているのは道ではなく……


なんて

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