短歌(6)

降り続く雨音ゆうべ肩落とす

降ることなしや無字の原稿


▼創作の苦悩


そんな時こそ気分転換

部屋にこもるより、いっそ……


と、したいときに限って、今日は雨


うんうん唸るも時間ばかり過ぎて、もう夕暮れ

がっくり落ちる肩

ああ、今日もダメだった


梅雨の前からこれではねえ


とか……


●苦作の経過


雨音こもる部屋に一人弱り顔

白い原稿前に止まる手


うーん……

リズムが悪い、語感が悪い、語呂も悪い

方向性はいいけど、詰め込みすぎ?


雨音を聴きつ夕べになりにけり

煩悶深く白い原稿


上の句の語呂がまだ悪い


ええい!

書き直し!!


「降り積もる」もいいけど、雪だしそれは

待てよ

外の雨は「降り続く」

けれど、それと反対に手元の原稿は、とすれば……


ネタやアイデアって「降りてくる」といいますよね?

それも使いつつ


で、やっと納得しましたというところ

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