連作(1)俳句「鯉のぼり」
【なつかしや 大人も笑う 鯉のぼり】
「が」より「も」
一人で見るより、みんなで見上げて
子どもも大人もみんなが笑顔
【めずらしや 見上げて笑う 鯉のぼり】
【鯉のぼり 狭い空でも 泳ぎけり】
【見下ろせば 路地裏泳ぐ 皐月鯉】
今でも時々は町中にも大きな鯉のぼり
見付けると嬉しくなります
ビルの上から、あるいは展望デッキからでも
【山あいの 空泳ぐ群 ありにけり】
バスツアーなんかで山あいを走ると、観光の一環で
町中ではもう泳がせられない大きなそれを集めて
鯉のぼりを群で見るのはそんなところくらいかなあとしみじみ
【小さくも 泳げ元気に 鯉のぼり】
【健やかに 託す想いは 変わりなし】
鯉のぼり今昔
住宅事情から大きな鯉のぼりを空に泳がせるのは難しくなりました
小さなそれをベランダに、あるいは室内に
でも、そこに託す想いは今も昔も変わらないですよね
大きくても、小さくても、親の願いは
●「鯉のぼり」をコンテストには出さないけど
季語の話をしました
私は物語でも季節感を大事にします
四季のある日本なので、出来ればそれを込めたいなと、現代物語や日本を舞台にするなら特に
俳句の季語はまさにそれ!
俳句の細かなこと、かしこまると俳句自体書けない、いやになると思います
それはそれでもったいない?
いずれはきちんと学んでみるのもいいなと願望持ちつつ
今は学んでいないからこその自由さで私は描きます
けれども、大切にしている季節感を込める意味で季語は外せない
季語を詠むのが俳句ですから、当然といえば当然なんですけどね
今回のコンテストは6月、梅雨時
コンテストに出すものはその時期を詠むもののつもりですけど
時節柄、「鯉のぼり」なんて外せないなと、連ねてみました
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